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ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは再び地中海東部へ行く?

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『タス通信』より
2015年12月8日18時55分配信
【ロシアはシリアへロケット巡洋艦「ワリャーグ」を差し向ける】
モスクワ、12月8日/タス通信

現在、インドロシア-インド海軍演習『インドラ』へ参加している親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」シリアへ向かう。

タス通信は、演習へ参加しているロシア代表団の情報提供者より伝えられた。

「親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはインドからシリアへ向かい、プロジェクト1164ロケット巡洋艦(コード名「アトラント」)と交代します」
彼は指摘し、同艦は9月までそこへ滞在するであろうと付け加えた。

海軍演習『インドラ』は12月7日に始まり、12月12日まで続く。
現在、演​​習の準備段階は完了している。
演習の活動段階(アクティブフェーズ)は12月10-12日に予定されており、ベンガル湾で船舶の対潜防衛へ取り組む。

この他、テロリストに乗っ取られたという仮定での艦船の解放、ヘリコプターの支援下での強襲グループの船上への乗り込みが計画されている。


[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]

ロシア-インド海軍合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加する太平洋艦隊艦船支隊は、2015年11月2日にウラジオストクを抜錨し、インドへ向かいました。
[ロシア海軍とインド海軍の合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』は2015年12月上旬にベンガル湾で実施される]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと駆逐艦ブイストルイはインドへ向かった]

[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:沿海地方多種戦力小艦隊副司令官アレクサンドル・ユーリエヴィチ・ユルダシェフ少将
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」


支隊は11月4日午前10時頃に対馬海峡を通過しました。
日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイトより
2015年11月5日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

この間(つまり11月3日頃)に日本海で一連の訓練が実施され、対馬海峡を通過する際に1905年5月のツシマ沖海戦の戦没者の追悼式典を開催しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は日本海で演習を行なった]

11月9日、「太平洋」上で一連の演習が実施されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は太平洋上で演習を実施した]

11月20日まで南西諸島周辺海域に滞在し、投錨して洋上補給、ヘリコプター発着訓練などを行なっていました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は2015年11月中旬に南西諸島周辺海域で行動していた]

その後、南下して南シナ海へ向かい、12月2日にはマラッカ海峡を通過してインド洋へ出ました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインド洋へ入った]

12月6日、インド東岸ヴィシャーカパトナム港へ到着しました。
[インド海軍との合同演習に参加するロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドのヴィシャーカパトナム港へ到着した]

合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』は12月7日から始まりました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』が始まった]

12月8日には両国海軍代表団による海上演習の打ち合わせ、インド海軍将兵の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」見学、両国海軍将兵のスポーツ大会、ロシア海軍将兵の地元観光などのイベントが行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年12月8日10時19分配信
【ロシアとインドの軍事船員は合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』で描かれるエピソードの進め方で合意した】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年12月8日11時46分配信
【インド海軍の軍事船員は太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」を見学に訪れた】

太平洋艦隊艦船支隊は、12月7日から9日までヴィシャーカパトナム港へ滞在します。
合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』の海上での実地演習(活動段階)は、12月10日から12日までベンガル湾で実施されます。
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現在はインドに居る親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」ですが、今回、非公式筋の情報として、今後シリア沖へ行くという話が飛び出してきました。

記事中で触れられているように、現在、シリア沖には黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」が展開しています。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはラタキア沖へ到着した]

「モスクワ」ロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦任務に就いていますが、合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』が終わった後、「ワリャーグ」「モスクワ」と交代させるために地中海東部へ派遣するという事です。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2013年にも地中海へ行った事が有ります。
[ロケット巡洋艦ワリャーグ地中海遠征(2013年8月-2014年1月)]
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