ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ヤロスラフ・ムードルイは2016年初頭に復帰する
- カテゴリ:ネウストラシムイ型警備艦

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年12月8日8時53分配信
【「ヤロスラフ・ムードルイ」のタービンの修理は今後数週間で完了する】
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、今後数週間で修復されたガスタービンを受け取り、2016年初頭には復帰しなければならない。
『Lenta.RU』は報じた。
同艦の2基の再燃焼タービンの内の1基は、地中海及び太平洋への航海が完了した2015年2月22日の後に破損が判明した。
ロシア連邦海軍の為のガスタービンの供給と修理は、ウクライナの企業『ゾーリャ-マシプロイェクト』で行なわれていた。

しかし、ドンバス・ウクライナ紛争の開始後、ロシアとの軍事技術協力は中断した。
ウクライナで製造されたガスタービンエンジンの修理には産業グループ『ノヴィーク』が従事している。

作業はサマーラの公開株式会社『メタリスト-サマーラ』を拠点に実施されている。

ロシア海軍バルト艦隊のプロジェクト11540警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年6月19日竣工/7月24日就役)は2014年8月から2015年2月まで長期遠洋航海を行ない、太平洋方面のインドネシアまで進出しました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-2015年2月)]
帰港後、ガスタービンエンジン(高速航行用)の1基が破損し、修理されることになりました。
ロシア海軍の艦艇用ガスタービン機関の製造(ユニットの最終組立)や修理に関してはウクライナ(「ゾーリャ・マシプロイェクト」社)に依存していましたが、2014年3月以降、ウクライナとの関係が悪化し、もはやウクライナに頼る事は出来なくなりました。
そこで、ガスタービンエンジンの製造や修理はロシア国内で行なう事になりました。
[ガスタービンエンジン代替問題]
「ヤロスラフ・ムードルイ」のガスタービンはサマーラで修理されることになり、2015年12月中に修理は完了するとの事です。

ガスタービンの修理後、「ヤロスラフ・ムードルイ」は2016年初頭(2016年1月?)にバルト艦隊へ復帰します。
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