インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』海上段階2日目(2015年12月11日)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年12月11日15時27分配信
【ロシアとインドの艦は演習『インドラ・ネイヴィー-2015』の最中に仮想敵の潜水艦を破壊した】
海上演習『インドラ・ネイヴィー-2015』の2日目において、ロシア海軍とインド海軍の艦は、8つの計画されたエピソードを実行した。
先ず初めは臨検作戦の実施であった。
この為に、双方の支援船が関与した。
巡洋艦「ワリャーグ」及びフリゲート「サヒャディ」に乗る太平洋艦隊海軍歩兵グループとインド海軍の海上特殊部隊は、合同で給油船「シャクティ」の臨検を実施し、駆逐艦「ブイストルイ」及び「ランヴィール」に乗る同様のグループは、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」へ乗り込んだ。
臨検作戦中には、ロシアとインドの船員が長年に渡るアフリカの角海域での対海賊当直の間に得られた経験が生かされた。
海上での合同活動はヘリコプターを用いて続けられた。
巡洋艦「ワリャーグ」及び駆逐艦「ランヴィール」艦上からは艦載ヘリコプターKa-27及び「アルエットIII」の乗員が離艦した。
合同隊列を写真撮影した後、ロシアのヘリコプターは駆逐艦「ランヴィール」へ、「アルエットIII」は巡洋艦「ワリャーグ」ヘリコプター発着場への着艦を実施した。
演習計画下で、艦は仮想潜水艦への反応深海爆雷による合同射撃を実行し、その後、無人飛行機が演じる実在の空中目標への砲射撃を行なった。
演習は夜にも続行され、遭遇戦のエピソードへ実地で取り組む。
この為に、艦は2つの混成打撃グループに分かれ、機動の実施、仮想敵の探知と、それに対する仮想ミサイル攻撃が実行される。
ロシア側からは親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、駆逐艦「ブイストルイ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」が演習へ参加し、インド海軍からはフリゲート「サヒャディ」、駆逐艦「ランヴィール」、給油船「シャクティ」、ディーゼルエレクトリック潜水艦「シンドゥヴィル」、更には10機の航空機及びヘリコプターが参加している事が想い起される。
演習は12月12日に完了し、インド海軍のフリゲート「サヒャディ」艦上で結果が総括され、ロシア太平洋艦隊艦船支隊の送別式典が開催される。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]
ロシア-インド海軍合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加する太平洋艦隊艦船支隊は、2015年11月2日にウラジオストクを抜錨し、インドへ向かいました。
[ロシア海軍とインド海軍の合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』は2015年12月上旬にベンガル湾で実施される]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと駆逐艦ブイストルイはインドへ向かった]
[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:沿海地方多種戦力小艦隊副司令官アレクサンドル・ユーリエヴィチ・ユルダシェフ少将
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」
支隊は11月4日午前10時頃に対馬海峡を通過しました。
日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイトより
2015年11月5日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
この間(つまり11月3日頃)に日本海で一連の訓練が実施され、対馬海峡を通過する際に1905年5月のツシマ沖海戦の戦没者の追悼式典を開催しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は日本海で演習を行なった]
11月9日、「太平洋」上で一連の演習が実施されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は太平洋上で演習を実施した]
11月20日まで南西諸島周辺海域に滞在し、投錨して洋上補給、ヘリコプター発着訓練などを行なっていました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は2015年11月中旬に南西諸島周辺海域で行動していた]
その後、南下して南シナ海へ向かい、12月2日にはマラッカ海峡を通過してインド洋へ出ました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインド洋へ入った]

12月6日、インド東岸のヴィシャーカパトナム港へ到着しました。
[インド海軍との合同演習に参加するロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドのヴィシャーカパトナム港へ到着した]
合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』は12月7日から始まりました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』が始まった]
太平洋艦隊艦船支隊は、12月7日から9日までヴィシャーカパトナム港へ滞在し、両国海軍代表団による海上演習の打ち合わせ、インド海軍将兵の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」見学、両国海軍将兵のスポーツ大会、ロシア海軍将兵の地元観光などが行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年12月8日10時19分配信
【ロシアとインドの軍事船員は合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』で描かれるエピソードの進め方で合意した】
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年12月8日11時46分配信
【インド海軍の軍事船員は太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」を見学に訪れた】
12月10日、ロシア海軍とインド海軍の演習参加艦船はヴィシャーカパトナム港を抜錨し、海上での実地演習(アクティブ・フェーズ)を開始しました
[合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』へ参加するロシア海軍とインド海軍の艦船はヴィシャーカパトナムを抜錨した]
[ロシア海軍とインド海軍はベンガル湾で合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』を行なっている]
海上での実地演習は12月11日も引き続き行なわれました。
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