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ロシア海軍の為の巡航ミサイルは試射中にアルハンゲリスク州ネノクサ村の住宅へ落下した

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『タス通信』より
2015年12月15日19時1分
【ロシア連邦国防省:ネノクサ村近郊に落下したミサイルは科学生産合同『機械製造』が試験していた】
モスクワ、12月15日/タス通信

アルハンゲリスク付近に落下した有翼ミサイルは、科学生産合同『機械製造』が試験していた。
ロシア連邦国防省は記者団へ伝えた。

「ロシア国防省の射爆場において、業界(科学生産合同『機械製造』)の専門家は有翼ミサイルの試験発射を実施していました。
発射後に不測の事態が発生した結果、ミサイルは指定軌道から外れ、ネノクサ(アルハンゲリスク州)の人口密集ポイントの近くに落下しました。
ミサイルの落下場所では業界の代表者から成る委員会が作業しています」

当局は話した。

「事故の結果、如何なる崩壊も被害者も有りません」
同省は強調した。

[ミサイルの一部は住宅に落下した]
以前、アルハンゲリスク州の治安組織の情報提供者は、ネノクサ海軍射爆場での試験中にミサイルの一部が住宅に落下したと話した。
この件では誰も負傷しなかった。
地元メディアによると、3階建て住宅の一部分にひびが入り、屋根と4つのアパートが被害を受けた。

以前、北方艦隊の公式代理人ワジム・セルガは、艦隊及び国防省はミサイル発射を実施していないとタス通信へ述べている。

[参照]
科学生産合同『機械製造』
はユニークなロケット宇宙企業であり、50以上の大規模プロジェクトを実現している:我が国の海軍の軍備である対艦有翼ミサイル、戦略核戦力である大陸間弾道ミサイル複合体の装備、運搬ロケット「プロトン」軍事衛星及び科学用途衛生、有人軌道ステーションの作成。

大陸間弾道ミサイルUR-200、UR-500、UR-100及びその改良型が開発されている。
同社は、国家宇宙プログラム「コスモス」、「サリュート」、「ポリェート」、「アルマーズ」へ参加している。

レウトフの企業は、様々な方向の宇宙複合体の作成への取り組みと、大陸間弾道ミサイル複合体の戦闘準備体制の維持を続けている。
科学生産合同は、3つのタイプの新たな宇宙装置を開発している:宇宙ロケット複合体「ストレラ」、レーダーと衛星通信システムを持つ小型宇宙装置テレビ-ラジオ放送局「ルスラン-MM」

最新の開発の中には、対艦ミサイル兵器複合体「ヤーホント」遠隔操作地上調査システム「コンドル-E」がある。


【軍事産業団体・科学生産合同『機械製造』公式サイト】

科学生産合同『機械製造』は、ロシア海軍の対艦有翼ミサイル「グラニート」「オーニクス」(ヤーホント)を開発しています。
[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]
[新世代超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)]

今回、アルハンゲリスク州ネノクサ村のアパートに落下した「有翼ミサイル」の具体的なタイプについては公表されていませんが、ロシア海軍北方艦隊も一切関わらず(試験場所だけ提供)、開発元の科学生産合同『機械製造』の技術者が直接ネノクサ射爆場(ロシア海軍の新型ミサイルの実験場)で発射試験を行なっていたとの事ですから、新開発の有翼ミサイルの可能性もあります。

ネノクサ村付近
(村の北部にロシア海軍の兵器試験場がある)
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ロシア海軍ミサイル試験場
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