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大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは2度目の船団護衛を開始する

現在、アデン湾で海賊対処任務に就いているロシア北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」は、2度目の商船団護衛に取り掛かります。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフはアデン湾で海賊対処任務に就いた]
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『アルムス-タス』より。
【大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」は、アデン湾における2番目の民間船団の編成を完了する】
ムルマンスク、5月24日(アルムス-タス)

本日(5月24日)、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」は、海賊対処当直の枠内において、アデン湾を経由した民間船団の編成を完了する。
船団には、マルタ及びリベリア船籍の商船が含まれる。
北方艦隊公式代理人ワジム・セルガ1等海佐は「イタル-タス」に伝えた。

「明日、大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフの乗組員は、給油船イワン・ブブノフから物資を補充します。
その後、紅海の指定海域で新たな船団を形成し、アデン湾海域を経由する反対方向の"安全保障回廊"へ向かいます」

セルガは述べた。

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」は、 4月6日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクを出発した。
これまでに、同艦は約9000海里を航行した。
4月、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」は、スーダ港(ギリシャ)への業務寄港を終えた。
同艦の士官及び海軍歩兵グループは、国際海賊対処行動の為の海洋特殊操作訓練センターを訪問するユニークな機会を得た。
北方艦隊将兵は、外国の同僚と海賊対処行動に関する経験を交換し、実地訓練を行なった。

5月14日、ロシア戦闘艦は、アデン湾において民間船を保護する任務に就いた。
(2012年5月24日14時50分配信)


北方艦隊所属の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」は、4月6日にセヴェロモルスクを出港しました。
[北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフはアデン湾へ向かった]

4月16日、「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」ジブラルタル海峡を通過し、その後、スペインセウタに寄港しました。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフはジブラルタル海峡を通過した]

4月下旬にはギリシャクレタ島北西部スーダ港を訪れました。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフはクレタ島を訪問した]

4月29日、地中海東部で黒海艦隊給油船「イワン・ブブノフ」及び海洋曳船MB-304と合流しました。
[ロシア海軍海賊対処部隊は地中海で合流した]

5月初頭、サウジアラビアジェッダを訪問しました。
[大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ、サウジアラビア訪問]


大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」は1982年に就役しましたが、1991年以降は活動を停止し、クロンシュタットに係留されたまま放置状態でした。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ・アドミラル・クラコフ]
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」就役28周年]

しかし、2002年以降にサンクトペテルブルク造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で修理及び近代化改装が開始され、2010年に現役復帰しました。
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2011年8月には攻撃ヘリコプターKa-52の発着試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」乗員は、ロシア海軍で初めて契約軍人(志願兵)のみで構成されています。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]
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