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大型揚陸艦イワン・グレンは2016年にロシア海軍へ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月16日15時45分配信
【ロシア連邦海軍は2016年初期に揚陸艦「イワン・グレン」を補充する】
モスクワ、12月16日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト11711大型揚陸艦「イワン・グレン」は2016年初期にロシア海軍へ引き渡される。
ロシア通信社ノーボスチは火曜日にネフスキー計画設計局総取締役セルゲイ・ウラソフより伝えられた。

プロジェクト11711大型揚陸艦のトップである「イワン・グレン」ネフスキー計画設計局が開発し、造船企業「ヤンターリ」で2004年12月に起工され、艦は2012年5月に進水した。

「今、私達は作業を完了しており、2016年初期に海軍へ大型揚陸艦イワン・グレンが引き渡されます」
ウラソフ
は話した。

プロジェクト11711大型揚陸艦は艦上に13両の戦車或いは36両の装甲歩兵戦闘車、更には300名までの揚陸部隊を運ぶ事が出来る。
艦の兵装には、3基の6銃身30mm砲と2機の輸送戦闘ヘリコプターKa-29が有る。
同プロジェクトの大型揚陸艦は5000トンの排水量を有しており、自立航海は30日までである。
艦は18ノットの速力を発揮する事ができ、その全長は120メートル、幅16.5メートル、乗員数は100名である。


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[新型揚陸艦イワン・グレン]

プロジェクト11771大型揚陸艦「イワン・グレン」は、カリーニングラード「ヤンターリ」造船所で2004年12月24日に起工されました。

それから約8年後の2012年5月18日に進水しました。
[新型揚陸艦イワン・グレンは進水する]


ロシア海軍総司令官チルコフ提督は、進水当日、「イワン・グレン」は単なる揚陸艦としてではなく、他の用途にも幅広く使えると述べています。
[新型揚陸艦イワン・グレンは大洋海域で使用できる]

進水から3年以上経った2015年10月9日、ようやく係留試験が始まりました。
[ロシア海軍の新型揚陸艦イワン・グレンは係留試験を開始した]

ロシア海軍への引き渡しは2015年末に予定されていたのですが、今回の記事の通り、来年に延期されました。
[大型揚陸艦イワン・グレンは2015年にロシア海軍へ納入される]

プロジェクト11711大型揚陸艦の建造は2隻で終了します。
[ロシア海軍はプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)の調達を2隻で打ち切る]

その後は、新型の汎用揚陸艦「プリボイ」級(14000トン)の建造へ移行します。
[ロシア海軍の為の新型汎用揚陸艦プリボイ級が建造される]
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