ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する

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『タス通信』より
2015年12月18日8時33分配信
【潜水艦「ラーダ」のトップの試験運用は2016年も継続される】
セヴェロドヴィンスク、12月18日/タス通信

「ラーダ」型潜水艦のトップ-非核動力潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用は来年も継続される。
潜水艦を開発した海洋工学中央設計局「ルビーン」のトップ、イーゴリ・ヴィリニトは報道陣へ伝えた。

「同艦は一連の任務を完全に遂行しており、その特性は確認されています。
その特性によれば、同艦は、私達の非核動力(潜水)艦隊で最高です」

彼は強調した。

「我々の艦隊に、それ(ラーダ)が1隻であるという事実が故に、乗組員の経験を得る為、試験運用を2016年にも継続する事が決定されました」
ヴィリニト
は説明した。

「サンクトペテルブルク」は、プロジェクト677「ラーダ」潜水艦のトップであり、1997年に起工され、2010年に海軍へ引き渡された。
それは2014年にロシア海軍の戦闘編制へ加入する事が見込まれていたが、その後、「サンクトペテルブルク」の試験運用は2015年に完了すると言われた。

同局のトップは、サンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」における「ラーダ」型潜水艦の2隻目と3隻目の建造は、承認されたスケジュールに沿って進められていると指摘した。
4隻目は「契約段階に在ります」

プロジェクト677潜水艦は、第4世代非核動力潜水艦に属している。
「ワルシャワンカ」級と比較すると、それは著しく小さな排水量と実質的に高い速力を有する。
2017年-2018年には、海軍へ「ラーダ」型潜水艦が更に2隻補充される計画である。


[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。

その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
「クロンシュタット」は2017年にロシア海軍へ引き渡されます。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。
「ヴェリーキエ・ルーキ」は2018年にロシア海軍へ引き渡されます。
[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

4番艦の建造も計画されています。
[ロシア海軍の為の4隻目のラーダ級潜水艦建造契約の準備が進められている]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]


一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になりました。

2013年10月17日、北方艦隊潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]

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今回の「ルビーン」設計局のトップ、イーゴリ・ヴィリニト氏の発言ですが、要するに、現在の所、ロシア海軍に就役している「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」1隻しか無く、今後就役する2番艦以降の乗組員を育成する為にも、同艦を実戦配備に就かせず、2016年も試験運用を続けるという事です。
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