ロシア海軍の為の新たな小型ロケット艦プロジェクト22800の最初の2隻が2015年12月24日に起工される

『タス通信』より
2015年12月23日11時7分配信
【プロジェクト22800艦の最初の2隻「ウラガーン」と「タイフーン」は2017年と2018年に就役する】
モスクワ、12月23日/タス通信
ロシア海軍の為の2隻の新たな小型ロケット艦プロジェクト22800は、サンクトペテルブルクの「ペラ」社で12月24日に起工される。
本日、海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将は報道陣へ伝えた。
「ウラガーン及びタイフーンの名を持つことになる艦は、建造と試験が完了した後、順番に2017年及び2018年に海軍へ加入します」
彼は説明した。
彼によると、近い将来には、様々な企業により、中央海洋設計局「アルマーズ」が開発した新たなプロジェクト艦が10隻以上建造される事になる。
提督が説明したように、これは排水量約800トンの艦についての話であり、30ノット以上の速力の発揮と、基地から3000海里離れた距離での任務の遂行が可能となっている。
これらは、高精度ミサイル兵装複合体及び最新の砲複合体を装備し、更には、国産の推進装置を受け取る。
「これらの艦の利点の中には、高機動性、改善された航海性能、更には上部構造物及び船体の方式、ステルス技術の適用といったものがあります」
ブルスクは強調した。
大洋クラスの小型コルベットの発注計画は、今春にロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフにより公表された。
今夏、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、新たなプロジェクトの1番艦は今年末に起工され、海軍は合計してこのコルベットを18隻受領しなければならないと述べた。
チルコフによると、新たなプロジェクトを代表する兵装は、「カリブル」複合体を装備する「ブヤン-M」型ロケット艦の兵装と同様である。
この新たなコルベットは「大洋および海洋における航行特性に関しては」異なると総司令官は説明した。
ロシア海軍の新たな小型ロケット艦プロジェクト22800に関しては、以前にロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督から、その存在が明らかにされていました。
[ロシア海軍の為の大洋小型コルベットが建造される]
[ロシア海軍の為の新たな小型ロケット艦プロジェクト22800の1番艦は2016年に起工される]
そして今回、プロジェクト22800の1番艦「ウラガーン」と2番艦「タイフーン」が2015年12月24日にサンクトペテルブルク奥地の「ペラ」造船所で起工される事が明らかにされました。
【造船工場「ペラ」公式サイト】

先代の小型ロケット艦「ウラガーン」はプロジェクト12341、「タイフーン」はプロジェクト1234であり、「ウラガーン」(1983年9月30日竣工)は北方艦隊、「タイフーン」(1979年12月30日竣工)は太平洋艦隊へ配備されましたが、「タイフーン」は1995年、「ウラガーン」は2002年に除籍されました。
プロジェクト22800小型ロケット艦は排水量約800トンであり、現在建造中のプロジェクト21631「ブヤン-M」(949トン)よりは幾分小さくなるようです。
ただ、兵装に関しては「ブヤン-M」と同様に有翼ミサイル「カリブル」を搭載するようですが。
有翼ミサイル「カリブル」

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