最新鋭潜水艦救助船イーゴリ・ベロウソフはロシア海軍へ就役した
本日(2015年12月25日)、プロジェクト21300S救助船「イーゴリ・ベロウソフ」はロシア海軍へ就役しました。

『タス通信』より
2015年12月25日10時14分配信
【ロシア連邦海軍の為の最初の救助船「イーゴリ・ベロウソフ」へアンドレイ旗は揚がった】
サンクトペテルブルク、12月25日/タス通信
このクラスの最初の救助船「イーゴリ・ベロウソフ」はロシア海軍の戦闘編制へ加入した。
タス通信特派員は「アドミラルティ造船所」での式典会場から報告した。
行事には、造船所総取締役アレクサンドル・ブザコフ、海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将、業界の代表が出席した。
「貴方達がロシア海軍へ贈って下さった新年の贈り物に、大いに感謝します。
海軍は、この船を長い間待ち望んでおりました。
その作成には、長年に渡り蓄積されてきた全ての進歩的なアイデアが取り入れられています」
ブルスクは造船所に言及し、こう話した。
「イーゴリ・ベロウソフ」の費用は100億ルーブル以上になるとヴィクトール・ブルスクは伝えた。
ヴィクトール・ブルスクは更に、ロシア海軍は救助船「イーゴリ・ベロウソフ」をサンクトペテルブルクからウラジオストクへ向かわせるに当たり、北極海航路では無く「全ての大洋の通過」を計画していると言った。
「船の最終的な移動ルートは未だ承認されてはおりませんが、おそらくは、北極海航路では無く、全ての大洋を通過して行く事になるでしょう。
様々な緯度において、船の更なる確認を行なう為に。
移動の開始は2016年春の予定です」
ブルスクは話した。
[船について]
「イーゴリ・ベロウソフ」は太平洋艦隊へ向かう。
救助船はウラジオストクに駐留するロシア海軍緊急救助支隊の一員として含まれる。
今、海軍は、このクラスの船のシリーズ建造の継続の可能性について検討している。
海洋捜索救助船「イーゴリ・ベロウソフ」は、ロシア連邦国防省の発注により2005年12月に起工された。
船は合資会社「中央海洋設計局アルマーズ」(プロジェクト21300)により設計され、海底に横たわった、或いは水上位置に在る遭難した潜水艦乗組員の救助、更には、救助した艦の乗組員の生命活動の保障の為に意図されている。
プロジェクト21300S救助船(潜水艦救難艦)「イーゴリ・ベロウソフ」は、2005年10月24日にサンクトペテルブルク市の「アドミラルティ造船所」で起工され、2012年10月30日に進水しました。
[新型潜水艦救助船イーゴリ・ベロウソフ進水]
2014年12月25日から最初の洋上試験を開始し、2015年1月7日に終了しました。
[ロシア海軍最新鋭救助船イーゴリ・ベロウソフは最初の洋上試験を終えた]
その後、3月28日には次の洋上試験の為に出航しました。
8月10日、大西洋上で試験を行なう為、サンクトペテルブルクを抜錨しました。
[ロシア海軍最新鋭潜水艦救難艦イーゴリ・ベロウソフは深海試験の為に大西洋へ向かった]
「イーゴリ・ベロウソフ」は大西洋上で深海潜水艇プロジェクト18271「ベステル-1」AS-40、深海潜水複合体GVK-450、遠隔操作水中捜索救助装置「パンテラ-プリュス」の深海試験などを実施しました。
深海潜水複合体GVK-450
深海潜水艇プロジェクト18271「ベステル-1」AS-40

遠隔操作水中捜索救助装置「パンテラ-プリュス」

大西洋及びバルト海での各種試験を終えた「イーゴリ・ベロウソフ」は2015年10月末にサンクトペテルブルクへ戻ってきました。
[ロシア海軍最新救助船(潜水艦救難艦)イーゴリ・ベロウソフは工場航行試験を完了した]
その後、「イーゴリ・ベロウソフ」はバルト海で国家受領試験を行ない、2015年12月下旬に完了しました。
そして2015年12月25日、海軍旗(聖アンドレイ旗)初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。
「イーゴリ・ベロウソフ」は、2016年春にウラジオストクへ回航され、太平洋艦隊へ配備されます。
プロジェクト21300S救助船(潜水艦救難艦)は、計5隻の建造が計画されており、2番船は2017年末に起工される予定です。

『タス通信』より
2015年12月25日10時14分配信
【ロシア連邦海軍の為の最初の救助船「イーゴリ・ベロウソフ」へアンドレイ旗は揚がった】
サンクトペテルブルク、12月25日/タス通信
このクラスの最初の救助船「イーゴリ・ベロウソフ」はロシア海軍の戦闘編制へ加入した。
タス通信特派員は「アドミラルティ造船所」での式典会場から報告した。
行事には、造船所総取締役アレクサンドル・ブザコフ、海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク中将、業界の代表が出席した。
「貴方達がロシア海軍へ贈って下さった新年の贈り物に、大いに感謝します。
海軍は、この船を長い間待ち望んでおりました。
その作成には、長年に渡り蓄積されてきた全ての進歩的なアイデアが取り入れられています」
ブルスクは造船所に言及し、こう話した。
「イーゴリ・ベロウソフ」の費用は100億ルーブル以上になるとヴィクトール・ブルスクは伝えた。
ヴィクトール・ブルスクは更に、ロシア海軍は救助船「イーゴリ・ベロウソフ」をサンクトペテルブルクからウラジオストクへ向かわせるに当たり、北極海航路では無く「全ての大洋の通過」を計画していると言った。
「船の最終的な移動ルートは未だ承認されてはおりませんが、おそらくは、北極海航路では無く、全ての大洋を通過して行く事になるでしょう。
様々な緯度において、船の更なる確認を行なう為に。
移動の開始は2016年春の予定です」
ブルスクは話した。
[船について]
「イーゴリ・ベロウソフ」は太平洋艦隊へ向かう。
救助船はウラジオストクに駐留するロシア海軍緊急救助支隊の一員として含まれる。
今、海軍は、このクラスの船のシリーズ建造の継続の可能性について検討している。
海洋捜索救助船「イーゴリ・ベロウソフ」は、ロシア連邦国防省の発注により2005年12月に起工された。
船は合資会社「中央海洋設計局アルマーズ」(プロジェクト21300)により設計され、海底に横たわった、或いは水上位置に在る遭難した潜水艦乗組員の救助、更には、救助した艦の乗組員の生命活動の保障の為に意図されている。
プロジェクト21300S救助船(潜水艦救難艦)「イーゴリ・ベロウソフ」は、2005年10月24日にサンクトペテルブルク市の「アドミラルティ造船所」で起工され、2012年10月30日に進水しました。
[新型潜水艦救助船イーゴリ・ベロウソフ進水]
2014年12月25日から最初の洋上試験を開始し、2015年1月7日に終了しました。
[ロシア海軍最新鋭救助船イーゴリ・ベロウソフは最初の洋上試験を終えた]
その後、3月28日には次の洋上試験の為に出航しました。
8月10日、大西洋上で試験を行なう為、サンクトペテルブルクを抜錨しました。
[ロシア海軍最新鋭潜水艦救難艦イーゴリ・ベロウソフは深海試験の為に大西洋へ向かった]
「イーゴリ・ベロウソフ」は大西洋上で深海潜水艇プロジェクト18271「ベステル-1」AS-40、深海潜水複合体GVK-450、遠隔操作水中捜索救助装置「パンテラ-プリュス」の深海試験などを実施しました。
深海潜水複合体GVK-450
深海潜水艇プロジェクト18271「ベステル-1」AS-40

遠隔操作水中捜索救助装置「パンテラ-プリュス」

大西洋及びバルト海での各種試験を終えた「イーゴリ・ベロウソフ」は2015年10月末にサンクトペテルブルクへ戻ってきました。
[ロシア海軍最新救助船(潜水艦救難艦)イーゴリ・ベロウソフは工場航行試験を完了した]
その後、「イーゴリ・ベロウソフ」はバルト海で国家受領試験を行ない、2015年12月下旬に完了しました。
そして2015年12月25日、海軍旗(聖アンドレイ旗)初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。
「イーゴリ・ベロウソフ」は、2016年春にウラジオストクへ回航され、太平洋艦隊へ配備されます。
プロジェクト21300S救助船(潜水艦救難艦)は、計5隻の建造が計画されており、2番船は2017年末に起工される予定です。
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