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ロシア海軍の新世代水上艦の就役は2016年に延期された

『タス通信』より
2015年12月25日9時13分配信
【情報筋:大量の試験は2015年度国家防衛発注のプロジェクト艦の期限を変更させた】
サンクトペテルブルク、12月25日/タス通信特派員ローマン・ポデルヴャンスキー

2015年度国家防衛発注の一連のプロジェクト艦の(引き渡し)期限は延期される。
その理由は、広範囲に渡る試験の為である。
金曜日、タス通信国内防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「高精度兵器の大量の試験に関連し、プロジェクト22350フリゲートのトップ、アドミラル・ゴルシコフの納入時期は移動しました」
情報提供者は指摘した。
彼の情報によると、同艦のロシア連邦海軍への引き渡しは2016年末までに実行される。
「あまりにも大量の射撃試験は、北方でのみ可能ですから」
彼は話した。

新たな対機雷兵装の大量の試験が故に、プロジェクト12700掃海艦のトップ「アレクサンドル・オブホフ」海軍は2016年5月に受領する。
「根本的に新しい対機雷兵装の拡大された量の試験が完了した後に」
対談者は話した。

「2016年第1クオーター(1月-3月)、海軍へプロジェクト11356のトップ艦アドミラル・グリゴロヴィチが引き渡されます」
情報提供者は通知した。

木曜日、サンクトペテルブルクにおいて、ロシア連邦国防相代理ユーリ・ボリソフの指導下で、2015年度国家防衛発注の履行の問題に関する会議が開催され、国防省、海軍、統合造船業営団の代表、そして主な造船企業の幹部が出席した。
会議においては、2015年度国家防衛発注の特定のポジションの履行時期の遅延が指摘され、これらのプロジェクトの遅れを解消するスケジュールで合意したとボリソフは伝えた。


ロシア海軍の艦船は、造船所で起工され、進水した後、以下の手順を経て引き渡されます。
1:係留試験(造船所の岸壁に係留された状態でエンジンや各種機器の動作試験を行なう)
2:工場航行試験(造船所の技術者が乗り込んで海上における艦の各種試験、兵装の発射試験を行なう)
3:国家受領試験(国家受領委員会のメンバーの立ち合いの下で海上における各種試験、兵装の発射試験を行ない、委員会のチェックを受ける)

国家受領試験が終わった後、国家受領委員会が艦の引き渡しに同意しなければ、艦を海軍へ引き渡す事は出来ません。
当然ながら、艦を引き渡す為には、国家受領試験が完了していなければなりません。

特に、新たなプロジェクトの1番艦の場合、新開発の兵装や機器などが多い為、洋上試験は長期に渡るケースが多くなります。


プロジェクト22350フリゲートの1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、2015年末にロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、2015年12月末になっても国家受領試験が完了せず、引き渡しは翌2016年末までに延期されることになりました。
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[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は白海での洋上試験第1段階を完了した]


プロジェクト12700掃海艦の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」も2015年末にロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、2015年12月末にようやく工場航行試験が開始された為、引き渡しは2016年5月に延期される事になりました。
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[ロシア海軍の最新掃海艦アレクサンドル・オブホフは洋上試験を開始した]


プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」も2015年末にロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、2015年12月末になっても国家受領試験が完了せず、引き渡しは翌2016年第1クオーター(1月-3月)に延期されることになりました。
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[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは北方艦隊基地へ到着した]


この他、プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」も2015年末にロシア海軍へ引き渡される予定でしたが、2015年12月末の時点で未だ工場航行試験すら始まっておらず、引き渡しは2016年の第2クオーター(4月-6月)に延期されています。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月25日9時4分配信
【情報筋:一連の艦のロシア海軍への引き渡しは2016年に延期された】
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