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ロシア海軍の新型兵器輸送船アカデミック・コワリョーフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年12月26日14時25分配信
【最新の海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」はセヴェロモルスクへ到着した】

本日(12月26日)、北方艦隊主要基地-セヴェロモルスクへ最新の海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」が到着した。

同船の乗組員は、白海からコラ湾へ初めての移動を行なった。
航海は、困難な気象条件下で実施された。
同船の乗組員は初めての嵐を成功裏に乗り越えた。

セヴェロモルスクの桟橋で海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」乗組員を北方艦隊副司令官(物資-技術供給担当)アレクセイ・ベルキン中将が出迎えた。
彼は、移動を成功裏に完了して基地へ到着した船員を祝福した。

間もなく同船の乗組員は錬成任務へと移行し、本来の目的の為の作業の遂行に着手する。
以前、海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は、白海における複合国家受領試験を完全に成功裏に実施した。

[参照]
プロジェクト20180TV海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」
は、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で建造された。
船体の起工は2011年12月20日に実施された。

全長107メートル以上、幅は約18メートル、約6000トンの排水量を有しており、凍結状態を含め、様々な種類の貨物を輸送できる。
輸送船は高い航海性能と自立航行能力を有しており、甲板ヘリコプターの着艦の為の設備を有している。

海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」の海軍旗掲揚式典は2015年12月18日に開催された。
この日は、公式に同船が北方艦隊の一員として加入したものと見られ、毎年の記念日となる。


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プロジェクト20180TV海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で2011年12月20日に起工されました。

2014年7月26日に造船台を出渠しました。


2015年10月から洋上試験を開始しました。

全ての試験は2015年12月1日までに完了しました。

2015年12月18日に受領-引渡証書へ署名され、合わせてロシア海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入されました。
[弾道ミサイル輸送船アカデミック・コワリョーフはロシア海軍へ就役した]


そして12月26日、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。

「アカデミック・コワリョーフ」は、ロシア海軍新世代戦略原潜プロジェクト955「ボレイ」弾道ミサイル「ブラヴァー」を8基輸送出来ます。


プロジェクト20180支援船(救助曳船/海洋兵器輸送船)シリーズは4隻が起工され、2隻がロシア海軍へ就役しています。

救助曳船「ズヴェズドーチカ」(プロジェクト20180):2004年9月3日起工/2007年12月20日進水/2010年7月24日就役
北方艦隊へ配備

海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」(プロジェクト20180TV):2011年12月20日起工/2014年7月28日進水/2015年12月18日就役
北方艦隊へ配備

救助曳船「アカデミック・アレクサンドロフ」(プロジェクト20183):2012年12月20日起工

海洋兵器輸送船「アカデミック・マケ―エフ」(プロジェクト20183TV):2015年7月23日起工
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