シリアの空軍基地を警備していたロシア海軍歩兵部隊はセヴァストーポリへ戻った
- カテゴリ:地中海情勢(2015-2016年)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月28日6時3分配信
【シリアの空港を防護する任務を遂行した黒海艦隊海軍歩兵はクリミアへ到着した】
モスクワ、12月28日-ロシア通信社ノーボスチ
黒海艦隊海軍歩兵はシリアのフマイミーン空港の防護任務を成功裏に遂行した後、常時駐屯地へ到着し、セヴァストーポリの「ベルベク」空港で出迎えられた。

月曜日、黒海艦隊情報供給部は発表した。
更に、フマイミーン航空基地での防護活動を行なう人員の計画交代は2015年12月末までに完了すると伝えられた。

伝えられたように、黒海艦隊司令部が参加する海軍歩兵部隊の歓迎式典が開催された。
黒海艦隊沿岸部隊司令官アレクサンドル・オストリコフ少将は、航空基地の保護と防衛を保障する戦闘任務を成功裏に果たした軍将兵を祝福した。


ロシア黒海艦隊所属の海軍歩兵部隊(第810独立海軍歩兵旅団)は、2015年9月初頭辺りから密かに「シリア・エクスプレス」の大型揚陸艦でシリアへ派遣され、ラタキアのフマイミーン航空基地に駐留していました。
[ロシア海軍は9月8日-17日と9月30日-10月7日にシリア沖で演習を実施する]
[ロシア海軍黒海艦隊の4隻の水上戦闘艦は地中海東部で演習を行なう]
無論、公式発表は一切ありませんでしたが、派遣された兵士が現地(シリア)で撮影した写真をネット上にアップした事により、世界中に知られるようになりました。
ロシア航空宇宙軍は2015年9月30日からシリアでの空爆作戦を開始し、10月7日には、ロシア海軍の水上艦がシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイルを初めて発射しました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]
その後、ロシア海軍は11月21日と12月8日にもISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ有翼ミサイルを発射しています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ロストフ・ナ・ドヌーは地中海東部からシリアのISIL(イラク・レバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
その後もロシア軍の空爆は続行されており、もはや隠す必要も無くなった為か、今回、黒海艦隊所属の海軍歩兵部隊がシリアから帰還した事は公表されました。
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