インド海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は洋上で2016年の元旦を迎える

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年12月31日7時27分配信
【太平洋艦隊船員は御祝いの食卓を待つ】
ウラジオストク、12月31日-ロシア通信社ノーボスチ
インドとの演習から戻ってくる太平洋艦隊船員とオマーン港から出た太平洋艦隊船員は公海上で新年を迎える。
彼等は、演劇の上演、クイズ、ペリメニの御祝いの食卓、衛星通信による家族との連絡を待っている。
太平洋艦隊は発表した。
「祖国の沿岸から遠く離れた太平洋上に居る駆逐艦ブイストルイ率いる艦船支隊は、ロシア-インド演習『インドラ・ネイヴィー-2015』を実施した後、故郷へ戻ってきます。
そして、親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは、サラーラ(オマーン)への業務寄港を完了し、紅海へ行く準備を行なっています」
声明では、こう述べられた。
今、太平洋艦隊将兵は祭日の行事の準備を終えている。
公開コンクールにより決定された最高の新年の飾り付けで船室は御祝いされ、料理は新年のメニューが用意される。
木曜日・12月31日、伝統的な夜のお茶の後に船員は新年のモミの木と、ロシアのペリメニの御祝いの食卓を待つ。
乗組員は、我が国の最高司令官からの祝辞と海軍総司令部及び太平洋艦隊司令部からの電報を読み上げる。
(イベントの)公式部分の開始後、御伽噺の登場人物であるジェド・マロース(ロシア版サンタクロース)が出演する演劇が上演され、行く年と来る年を表現する。
プログラムの実行中には、沢山のクイズと賞品が有る。
全ての艦船では、衛星通信チャンネルが常時作動している。
太平洋艦隊の各将兵は、そのお蔭で自分の家族を呼び出す事が出来る。
以前に報じられたように、太平洋艦隊艦船支隊は11月2日にウラジオストクを出航し、12月6日から12日までインド海軍と共に海軍演習『インドラ・ネイヴィー-2015』へ参加する為、ヴィシャーカパトナム(インド)へ針路を取った。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、インド洋での戦闘勤務の枠組みにおいて12月24日から26日までサラーラ港(オマーン国)で水と食料の在庫を補充した。
ロシア-インド海軍合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加する太平洋艦隊艦船支隊は、2015年11月2日にウラジオストクを抜錨し、インドへ向かいました。
[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:沿海地方多種戦力小艦隊副司令官アレクサンドル・ユーリエヴィチ・ユルダシェフ少将
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」
12月6日にインド東岸のヴィシャーカパトナム港へ到着し、12月7日から12日まで合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』に参加しました。
[インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』は終了した]
合同演習が終わった後、太平洋艦隊艦船支隊は東西に分かれ、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は単独で西へ、その他の3隻(駆逐艦「ブイストルイ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」)は東へ向かい、12月29日にはインドネシアのジャカルタ近郊にあるタンジュンプリオク(Tanjung Priok)へ寄港しました。

[インド海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドネシアのタンジュンプリオク港を訪問した]
一方、「ワリャーグ」は単艦で西へ向かい、12月24日から26日までオマーンのサラーラ港へ寄港し、物資を補充しました。
「ワリャーグ」は、今後地中海東部-シリア沖へ向かいます。
そして、二手に分かれた太平洋艦隊艦船支隊は、2016年1月1日を洋上で迎える事になります。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2014年の元旦も洋上-地中海東部で迎えています。
[ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは地中海で新年を迎えた]
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