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ロシア海軍北方艦隊は2016年にも北極圏、大西洋、地中海へ進出する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2016年1月5日14時1分配信
【北方艦隊の艦は世界の大洋の戦略的に重要な海域に存在し続ける】

2016年、北方艦隊の戦闘艦の乗組員は、世界の大洋の戦略的に重要な海域での任務遂行の為、ロシア海軍総司令部から与えられた任務の遂行を継続する。

艦隊の水上部隊と水中部隊は、北方艦隊の担当ゾーンの重要な海域での運用へ指向され、安全と安定の保障を継続する。

多数の水上艦連合部隊の乗組員は、既に北氷海、大西洋、更には地中海での遠距離航海へ向けた準備を始めている。

2015年度には、水上艦、原子力潜水艦、支援船の乗組員は、20回以上の遠距離航海へ参加した。
北方艦隊の部隊の乗組員の戦闘訓練の強度は20パーセント増加した。


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北方艦隊は2015年にも恒例の北極圏への遠距離航海と演習を実施しています。
艦船支隊は8月16日に出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏遠征へ出発した]

[北方艦隊艦船支隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「コンドポガ」
海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」
サルベージ船KIL-164
サルベージ船「アレクサンドル・プーシキン」
救助曳船「パミール」


2隻の大型揚陸艦には、何時もの海軍歩兵部隊(キルケネス赤旗授与・第61独立海軍歩兵旅団)では無く、2012年に北方艦隊の指揮下へ移管された「ペチェンガ2等クトゥゾフ勲章受章・第200独立自動車化歩兵旅団」所属部隊が乗っていました。
[ロシア海軍北方艦隊艦船部隊は北極圏のジクソンへ到着した]

演習はタイミル半島の重要な工業施設周辺、ノヴォシビルスク諸島コテリヌイ島でも実施され、遠征部隊は2015年10月10日に帰港しました。


この他、北方艦隊原子力潜水艦北極圏でパトロール任務を遂行しています。
[ロシア海軍北方艦隊の新鋭戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは2ヶ月以上に渡る北極圏航海を終えて帰港した]
無論、「ユーリー・ドルゴルーキー」以外の原潜北極圏へ行ってますが、公式筋からの発表は有りません。


北方艦隊の艦船は地中海にも派遣されました。

ロシア海軍大型揚陸艦による「シリア・エクスプレス」-黒海沿岸からシリアへの輸送任務-には、北方艦隊「アレクサンドル・オトラコフスキー」も参加しています。
2015年秋には輸送船「ヤウザ」も派遣されました。

この他、大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」なども派遣されました。

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」など数隻は地中海東部で新年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコーフは地中海東部で新年を祝った]
[ロシア海軍北方艦隊の艦船は洋上で新年を迎えた]


北方艦隊は2016年にも北極圏、大西洋、地中海へ艦船を派遣します。

昨年には、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」浮きドックへ入渠してオーバーホールを行ないましたが、この2隻も遠距離航海へ加わるかもしれません。
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