ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はベトナムのダナンを去り、中国の上海へ向かった

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2016年1月9日13時25分配信
【太平洋艦隊将兵はベトナム訪問を完了した】
駆逐艦「ブイストルイ」に率いられ、アレクサンドル・ユルダシェフ少将が指揮する太平洋艦隊艦船支隊は、ベトナムのダナン港訪問を完了した。
太平洋艦隊将兵は1月6日にダナンへ到着し、ここで降誕祭(クリスマス)の祭日を迎えた。
更に支隊の艦は物資を補充し、乗組員は休養し、同市の観光名所について知り、ベトナムの同僚がゲストとして訪れた。
太平洋艦隊の公式代表団はベトナム海軍区司令部を表敬訪問した。
本日(1月9日)、太平洋艦隊将兵はダナン港を出航し、1月17日に予定されている非公式訪問の為、上海へ針路を取った。
2015年12月25日、駆逐艦「ブイストルイ」、給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」で構成され、太平洋で戦闘任務を遂行している艦船支隊は、業務訪問の為にインドネシアのタンジュンプリオク港へ入った。
太平洋艦隊艦船支隊は、2015年11月2日にウラジオストクから出航し、ヴィシャーカパトナム港(インド共和国)へ針路を取った。
それは、12月6日から12日までベンガル湾で実施された海軍演習『インドラ・ネイヴィー-2015』海上部門へインド海軍と共に参加する為であった。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』(2015年12月)]
ロシア-インド海軍合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』へ参加する太平洋艦隊艦船支隊は、2015年11月2日にウラジオストクを抜錨し、インドへ向かいました。
[ロシア海軍とインド海軍の合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』は2015年12月上旬にベンガル湾で実施される]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと駆逐艦ブイストルイはインドへ向かった]
[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:沿海地方多種戦力小艦隊副司令官アレクサンドル・ユーリエヴィチ・ユルダシェフ少将
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」
支隊は11月4日午前10時頃に対馬海峡を通過しました。
日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイトより
2015年11月5日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
この間(つまり11月3日頃)に日本海で一連の訓練が実施され、対馬海峡を通過する際に1905年5月のツシマ沖海戦の戦没者の追悼式典を開催しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は日本海で演習を行なった]
11月9日、「太平洋」上で一連の演習が実施されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は太平洋上で演習を実施した]
11月20日まで南西諸島周辺海域に滞在し、投錨して洋上補給、ヘリコプター発着訓練などを行なっていました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は2015年11月中旬に南西諸島周辺海域で行動していた]
その後、南下して南シナ海へ向かい、12月2日にはマラッカ海峡を通過してインド洋へ出ました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインド洋へ入った]
12月6日、インド東岸のヴィシャーカパトナム港へ到着しました。
[インド海軍との合同演習に参加するロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドのヴィシャーカパトナム港へ到着した]
合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』は12月7日から始まりました。
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』が始まった]
太平洋艦隊艦船支隊は、12月7日から9日までヴィシャーカパトナム港へ滞在し、両国海軍代表団による海上演習の打ち合わせ、インド海軍将兵の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」見学、両国海軍将兵のスポーツ大会、ロシア海軍将兵の地元観光などが行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年12月8日10時19分配信
【ロシアとインドの軍事船員は合同演習『インドラ ネイヴィー-2015』で描かれるエピソードの進め方で合意した】
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年12月8日11時46分配信
【インド海軍の軍事船員は太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」を見学に訪れた】
合同演習本部が設置され、ロシア側の演習統制官は太平洋艦隊副司令官アンドレイ・リャブヒン中将、インド側の演習統制官は東海軍コマンド司令官スニル・ボカレ少将が務めました。
因みに、中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』では、ロシア海軍副総司令官アレクサンドル・フェドテンコフ中将がロシア側の演習統制官を務めています。
12月10日、ロシア海軍とインド海軍の演習参加艦船はヴィシャーカパトナム港を抜錨し、海上での実地演習(アクティブ・フェーズ)を開始しました。
[合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』へ参加するロシア海軍とインド海軍の艦船はヴィシャーカパトナムを抜錨した]
[ロシア海軍とインド海軍はベンガル湾で合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』を行なっている]
海上での実地演習は12月11日も引き続き行なわれました。
[インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』海上段階2日目(2015年12月11日)]
演習は12月12日に完了し、インド海軍のフリゲート「サヒャディ」で最後の会合が行なわれ、送別式典が開催されました。
[インド-ロシア海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2015』は終了した]

合同演習が終わった後、太平洋艦隊艦船支隊は東西に分かれ、親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は単独で西へ、その他の3隻(駆逐艦「ブイストルイ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」、救助曳船「アラタウ」)は東へ向かいました。
12月末、太平洋艦隊艦船支隊の3隻は、インドネシアのジャカルタ近郊にあるタンジュンプリオク(Tanjung Priok)へ寄港しました。
[インド海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドネシアのタンジュンプリオク港を訪問した]
太平洋艦隊艦船支隊は、2016年1月1日を洋上(おそらくは南シナ海)で迎えました。
[インド海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊は洋上で2016年の元旦を迎える]
2016年1月6日、太平洋艦隊艦船支隊はベトナムのダナンを訪問しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はベトナムのダナンでクリスマス(降誕祭)を祝う]

そして1月9日にダナンを出航し、今度は中国の上海へ向かいました。

なお、太平洋艦隊艦船支隊と別れて単艦行動になった親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、1月3日にスエズ運河を通過して地中海へ入っており、現在はシリア沖に居ます。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはスエズ運河を通過して地中海へ入った]
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