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ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年1月14日22時33分配信
【巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の為のMiG-29K連隊のパイロットが形成される】
モスクワ、1月14日-ロシア通信社ノーボスチ

航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で勤務に就く為に艦上へ配置されるMiG-29K連隊のパイロットは事実上形成されており、2016年にはフライトの実施に着手する。
ロシア連邦海軍海洋航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は語った。
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「MiG-29Kは最新鋭機であり、非常に大きな科学的潜在力を備えています。
これらの機体を取得した事により、私共は、新たな性質の兵器を受領しました。
現在の課題は、飛行要員を準備し、可及的速やかに甲板への着艦を行なう事であります。
この航空機を扱っている連隊へ、我々は殆ど補充を終えております。
今年の課題は、航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフでの戦闘勤務になり、これは非常に重要です。
これは2016年の主要課題であり、私が思いますに、我々は、それをやり遂げるでしょう」
コジン
は話した。

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」2015年8月までムルマンスク州ロスリャコヴォ村第82艦船修理工場でドック修理を行なった。
「アドミラル・クズネツォフ」がドックに居る間に、船体の水中部分の海洋堆積物の清掃と塗装を含む大量の作業が実施された。
更に、艦の航行能力を担う様々なシステムの電子機構部分が修復された。
その後、ムルマンスクの常時停泊地で、完全な戦闘準備状態の回復が進められた。
11月に航空母艦バレンツ海で対空防衛演習を実施した。


[艦上戦闘機MiG-29K/KUB]
[艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUB(旧ブログ)]
[RSKミグMiG-29K/MiG-29KUB艦上戦闘機(RSKミグ公式サイト)]

艦上戦闘機MiG-29K/KUB24機の供給契約は2012年2月29日に締結されました。
[ロシア国防省は艦上戦闘機MiG-29K/KUBの購入契約を締結した]

ロシア海軍向けのMiG-29KUB量産1号機は2013年10月下旬に初飛行しました。
[ロシア海軍の為の艦上戦闘機MiG-29KUB量産1号機は飛行試験を開始した]

2013年11月下旬、当初の計画通りに2機のMiG-29K(単座型)と2機のMiG-29KUB(複座型)ロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍は最初の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受領した]

そして2014年12月2日までに8機のMiG-29Kと2機のMiG-29KUBが、当初の計画通りにロシア海軍へ引き渡されました。
[ロシア海軍へ10機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBが引き渡された]

ロシア海軍及び「ミグ」社の幹部(首脳)は、2015年には10機のMiG-29Kが引き渡され、契約分全機の納入が完了すると繰り返し表明していました。
[空母アドミラル・クズネツォフは2013年に4機の艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを受け取る]
[ロシア海軍航空隊への艦上戦闘機MiG-29Kの補充は2015年に完了する]
[ロシア海軍航空隊の2015年の更新計画]
[ロシア海軍航空隊への艦上戦闘機MiG-29K/KUBの納入は2015年に完了する]
[ミグはロシア海軍航空隊の為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBの契約を2015年末までに完遂する]

ロシア海軍へ引き渡される計24機の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは、新たに編成される艦上戦闘機航空連隊へ配備されます。
[ロシア海軍航空隊へ引き渡される艦上戦闘機MiG-29K/KUBは新設の航空連隊へ配備される]

MiG-29Kは、現用の艦上戦闘機Su-33と共に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」で運用されます。
[新たな艦上戦闘機MiG-29K/KUBはロシア海軍現用艦載機と共に運用される]


MiG-29Kのパイロットの養成は、クラスノダール地方エイスク市に建設された戦闘応用・飛行再訓練センター(新「ニートカ」)で進められています。
[ロシア北方艦隊のパイロットは新たな艦上戦闘機MiG-29Kをマスターする]
[エイスクの新ニートカは本格的に稼働を始める]
[ロシア海軍航空隊はエイスクで艦上戦闘機MiG-29K/KUBのパイロットを養成する]


今回のロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジン少将の発言によると、MiG-29K/KUBを装備する新たな航空連隊(第100独立艦上戦闘機航空連隊)の編成は殆ど完了しており、機体も、ほぼ揃っているようです。

そして、今年(2016年)には母艦である重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」での運用-「戦闘勤務」が始まります。

「アドミラル・クズネツォフ」「戦闘勤務」は、大西洋地中海への遠征を指しています。

前回の「戦闘勤務」は2013年12月から2014年5月まで実施されています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-2014年5月)]
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