ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2016年1月22日21時54分配信
【重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」乗組員は艦の25周年を祝った】

本日(1月22日)、北方艦隊重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は、艦への海軍旗初掲揚25周年に捧げられる祝賀式典を開催した。

現在、巡洋艦ムルマンスクの常駐停泊地に居る。
艦は技術的準備状態を回復する為の計画措置を実施している。
その完了後、重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」は一連の任務を遂行し、航空連隊の乗員とバレンツ海北方艦隊の射爆場で新たな機材の試験へ取り組む。

記念日の船員を祝福する為、艦の退役将兵、最初の乗員メンバー、ロシアの都市の市庁の代表、巡洋艦の後援者が到着した。
後援者による贈り物-モスクワ州ドミトロフ地区のアパートは、巡洋艦の艦長の決断により、何れかの将兵へ割り当てられる。

祝賀会合の後に航空母艦の航空機格納庫で将兵が表彰され、乗組員の為に北方艦隊の歌と踊りのアンサンブルとモスクワ州のアーチストグループによるコンサートが開催された。

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」ロシアで唯一の航空巡洋艦であり、重甲板戦闘機Su-33及び艦載対潜ヘリコプターKa-27の搭載が可能であり、世界の艦で唯一、北極圏緯度で戦闘機飛行士が艦上から空中へ上がっている。
巡洋艦の甲板機発展により、北方艦隊独立艦上戦闘機航空連隊の飛行士6名(T.アパキージェ、I.ボホンコ、V.ドゥボヴォイ、I.コジン、P.クレトフ、I.マトコフスキー)へロシア連邦英雄の称号が授与された。

艦は1982年9月1日に黒海造船工場の造船台で起工された。
進水は1985年12月4日であった。
1991年1月20日、航空巡洋艦へ初めて海軍旗が揚げられた。

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」はユニークな寸法を有している。
甲板の全長は306メートル、幅は75メートル、高さは約60メートルであり、20階建てのビルの高さに相当する。
艦の排水量は60000トンに近い。
巡洋艦の廊下の長さの合計は16キロメートル以上になる。

艦は、大西洋及び地中海への7度の遠距離航海任務を成功裏に果たした。
1995-1996年、2004年、2005年、2007-2008年、2008-2009年、2011-2012年、2013-2014年。

巡洋艦セルゲイ・アルタモノフ1等海佐が指揮する。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

プロジェクト11435重航空巡洋艦「リガ」は、1982年9月1日に黒海沿岸のニコラエフ南造船所(黒海造船工場)で起工され、1985年12月4日の進水時には「レオニード・ブレジネフ」と改名されていました(1982年11月26日に改名)。


1989年10月から洋上試験が始まり、艦上戦闘機Su-27K、MiG-29K、そして練習機Su-25UTGの発着艦試験も実施されましたが、この時には「トビリシ」と改名されていました(1987年8月11日に改名)。


1990年10月4日には「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」(ソヴィエト連邦海軍元帥クズネツォフ)と改名されました。
1990年12月25日に受領-引渡証書へ署名され、ソ連海軍へ納入されました。
1991年1月20日、重航空巡洋艦「ソヴィエト連邦海軍元帥クズネツォフ」は海軍旗初掲揚式典を開催し、赤旗北方艦隊へ編入、正式にソ連海軍へ就役しました。
この日(海軍旗初掲揚式典の開催日)が「アドミラル・クズネツォフ」の「就役記念日」となります。

1991年12月に黒海沿岸セヴァストーポリから北方艦隊基地ヴィジャエヴォ(ウラグバ)へ回航されました。
(12月1日出港、12月24日到着)
[エクソダス~空母クズネツォフ回航~(1991年12月)]
[1993年のウラグバ基地]

1994年9月15日には有翼ミサイル「グラニート」の発射試験を行なっています。


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の最初の遠距離航海が行なわれたのは1995年12月-1996年3月でしたが、帰港後は予算不足で満足に整備も修理も出来ず、以後、2000年代前半までは遠距離航海を行なう事が出来ませんでした。
[第1次地中海遠征(1995年12月8日出港、1996年3月22日帰港)]

2000年代初頭に修理が行なわれ、2004年9月20日から11月1日まで大西洋への遠距離航海を実施しました。
[クズネツォフ復帰まで~1990年代末~2004年~]

翌2005年8月にも北東大西洋への遠距離航海を行ないました。

2007年12月初頭には12年ぶりの地中海への遠距離航海へ出発しました。
[第2次地中海遠征(2007年12月5日出港、2008年2月3日帰港)]

2008年以降も3度に渡り地中海への遠距離航海を行なっています。
[第3次地中海遠征(2008年12月5日出港、2009年3月2日帰港)]
[第4次地中海遠征(2011年12月6日出港、2012年2月16日帰港)]
[第5次地中海遠征(2013年12月17日出港、2014年5月18日帰港)]

7度目の遠距離航海の後、「アドミラル・クズネツォフ」は2015年5月-8月にロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

2016年1月20日、「アドミラル・クズネツォフ」は就役25周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは就役25周年を迎えた]

そして、その2日後の1月22日に就役記念式典が開催されました。

現在、「アドミラル・クズネツォフ」ムルマンスク工場で整備・修理(技術的準備状態の回復)中であり、それが終わればバレンツ海へ出航し、「新たな機材」-艦上戦闘機MiG-29Kの試験を行ないます。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの為の新たな艦上戦闘機MiG-29Kの航空連隊の編成は殆ど完了している]

「アドミラル・クズネツォフ」は今年(2016年)末から近代化改装が行なわれます。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2016年末から始まる]
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