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ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグはカムチャツカ半島に建設されているロシア海軍新世代原潜ボレイ級の為の基地設備を視察した

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『タス通信』より
2016年1月25日8時15分配信
【ショイグはヴィリュチンスクの「ボレイ」の為の桟橋区域の建設進捗状況を視察した】
ヴィリュチンスク、1月25日/タス通信

月曜日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグヴィリュチンスクへの出張中に新たな水中巡洋艦プロジェクト955「ボレイ」が駐留する為の桟橋区域の建設進捗状況を視察した。

軍当局のトップは、発電所の操作の導入、更には監視計測複合体を装備する放射線状況監視計器の為のロシア軍唯一のステーションの建設の完了へ特に注意を払った。

この特殊な桟橋は、水中巡洋艦の完全なる活力維持の支援を可能にし、艦の動力リソースの大幅な増加を可能にする。

[準備される時期]
国防相は、今後ヴィリュチンスクプロジェクト955「ボレイ」水中ロケット巡洋艦を受け入れる為の電力供給施設の建設は今年中に完了されなければならないと述べた。

軍当局のトップは出張旅行中に東方軍管区司令部及び特殊建設からの報告を聞き、新たな艦及び潜水艦を受け入れる為の準備の時期について、司令部及び特殊建設へ注意を促した。

「今年中に次のプロジェクト955ボレイ水中ロケット巡洋艦を受け入れる為の電力供給施設の建設を完了させなければなりません」
ショイグ
は話した。
同時に、住宅、幼稚園、学校を含めた将兵の為の社会インフラストラクチュア施設も準備されなければならない。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

第4世代戦略原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」級2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は2013年12月23日に就役、2015年9月30日に太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスク(カムチャツカ半島)へ到着しました。
[ロシア海軍新世代戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーはカムチャツカ半島の原潜基地へ到着した]



今年(2016年)には「ボレイ」級3番艦K-551「ウラジーミル・モノマーフ」(2014年12月19日就役)がヴィリュチンスク基地へ到着します。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフのカムチャツカ回航は2016年になる]

昨年(2015年)12月に起工された「インペラ―トル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)太平洋艦隊へ配備されます。
[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]

ヴィリュチンスク基地には「ボレイ」級の為の新たな駐留設備が建設されており、大方は完成しているようです。
[ロシア海軍最新戦略原潜ボレイ級の為のカムチャツカのインフラは2015年10月までに完成する]

ただ、今回の記事によると、停泊中の「ボレイ」級へ電力を供給する為の発電所は未だ完成していないようです。

当初の計画では、海上原子力発電所を建造してヴィリュチンスクへ回航し、これにより電力を賄う筈でした。
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[ボレイ級戦略原潜の為、カムチャツカ半島に新たな設備が建設される]
[バルト工場は水上原子力発電所の建造を再開する]

しかし、その海上原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ」は、結局ロシア北極圏ペヴェクへ配置される事になりました。
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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年10月20日16時25分配信
【世界初の浮揚発電所の試験は(2015年)11月にバルト工場で開始される】

この為、ヴィリュチンスク基地には電力供給用の発電施設が建設される事になりました。
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