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ロシア海軍歩兵は遠距離航海へ行く艦船に乗る対テログループの訓練を行なう

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年1月31日6時26分配信
【ロシア連邦海軍海洋歩兵部隊は対テログループの訓練へ取り掛かった】
モスクワ、1月31日-ロシア通信社ノーボスチ

約200名の海軍歩兵隊員は、遠海及び大洋ゾーンで戦闘勤務に就くロシア海軍の戦闘艦へ乗り、対テログループの一員として任務を遂行する為の訓練を始めた。
日曜日、ロシア連邦国防省下の海軍広報サービス・情報管理部代表イーゴリ・ディガロ1等海佐は発表した。

海軍歩兵隊員の為の特別訓練プログラムには、任務を遂行する為に世界の大洋の様々な海域へ行く全ての等級およびクラスのロシア戦闘艦の設備、機器装置及び兵装に関する研修、更には国際海洋法の研修も含まれる。
また、将兵は、全ての種類の保護及び防衛を管轄する艦における実地行動へ取り組み、臨検グループの一員としての戦術行動を学び、対海賊任務の特性へ対処する為に船舶へ乗り込む手段について習熟する。

海軍歩兵隊員は更に、水上目標への標準的な小火器からの射撃、そして艦船内部の限られた空間(区画、廊下、入口付近)を想定した射撃訓練を行なう。

「訓練プログラムには、この数年間に、常時駐留場所を離れて任務を遂行した各戦闘艦或いは保障船へ乗っていた海軍歩兵部隊の対テログループの蓄積された実地での経験が反映されます」
ディガロ
は話した。

彼は、全ての海軍歩兵隊員は契約勤務軍人であると説明した。
訓練は、ロシア海軍統合訓練センターに含まれるサンクトペテルブルク海軍歩兵訓練センターに基づいて実施される。


母港を離れて遠距離航海へ行くロシア海軍の各種艦船(水上戦闘艦支援船)には、警備の為に海軍歩兵隊員が乗っています。
艦内警護の他に、不審船の臨検を行なう事も有ります(例えばアデン湾で)。

今回の記事は、各艦隊の海軍歩兵部隊から選抜された計200名程度の将兵がサンクトペテルブルクへ派遣され、艦内警護や不審船の臨検などの研修を行なうという事です。


現在、ロシア海軍歩兵部隊は5個旅団と3個独立大隊で構成されています。
[ロシア海軍歩兵の2個連隊は旅団に改編される]

[太平洋艦隊]
第155独立海軍歩兵旅団
クラスノダール-ハバロフスク2度赤旗授与・第40独立海軍歩兵旅団

[北方艦隊]
キルケネス赤旗第61独立海軍歩兵旅団

[バルト艦隊]
スヴォーロフ及びアレクサンドル・ネフスキー勲章授与ベロストクスカヤ第336独立親衛海軍歩兵旅団

[黒海艦隊]
第810独立海軍歩兵旅団
第382独立海軍歩兵大隊

[カスピ小艦隊]
第414独立海軍歩兵大隊
第727独立海軍歩兵大隊
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