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ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装は2020年代初頭に完了する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年2月8日14時33分配信
【(ロシア)海軍は2021年には2隻の近代化された原子力巡洋艦を受け取る事が出来るだろう】
モスクワ、2月8日-ロシア通信社ノーボスチ

ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は2019年から修理及び近代化を実施し、その結果、2021年にはロシア海軍の戦闘編制に2隻の更新されたプロジェクト1144「オルラン」重原子力ロケット巡洋艦が在るだろう。
ロシア通信社ノーボスチは月曜日にロシア軍事産業企業体の情報提供者より伝えられた。

現在、セヴェロドヴィンスク企業「セヴマシュ」は、重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の修理と近代化を実施しており、作業は2018年の完了が計画されている。

「ピョートル・ヴェリキーの近代化及び修理作業は2019年には開始できるでしょう。
アドミラル・ナヒーモフの修理と近代化が2018年末には完了しますので。
従いまして、2021年には、海軍には2隻の近代化された重原子力ロケット巡洋艦が在るでしょう」

対談者は話した。

近代化された後、「アドミラル・ナヒーモフ」「ピョートル・ヴェリキー」 は水上艦グループの先頭に立って行動すると情報提供者は説明した。

プロジェクト1144「オルラン」重原子力ロケット巡洋艦航空母艦を除き、核動力装置を有する世界最大の打撃戦闘艦であり、大型の水上目標及び沿岸目標の撃破、更には戦闘艦連合部隊へ総合的な対空・対潜防衛を提供する為に意図されている。

同プロジェクト艦の排水量は25800トン、全長250メートル、乗組員は120名の士官を含む759名である。


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現在、セヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所では、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の大規模な近代化改装が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年に復帰する]
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは船体構造の点検を終えた]

「アドミラル・ナヒーモフ」へ設置される新たな各種機器は既に発注されています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]

今回の「ロシア軍事産業企業体の情報提供者」によると、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は2018年末には完了し、翌2019年からは同型艦「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装が始まると述べています。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは2010年代末に近代化改装を実施する]
[ロシア海軍の現用ロケット巡洋艦(プロジェクト1164及びプロジェクト1144)は近代化される]

順調に事が運べば、「ピョートル・ヴェリキー」の近代化改装は2021年には終わり、ロシア海軍には2隻の近代化された重原子力ロケット巡洋艦が揃う事になります。
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