ロシア海軍黒海艦隊はクリミア半島で上陸演習を行なった
- カテゴリ:ロシア黒海艦隊(2012-2019年)


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年2月11日19時48分配信
【ヴィトコ:黒海艦隊の新たな艦の潜在力は古い艦の3倍になる】
オプーク射爆場クリミア共和国)、2月11日-ロシア通信社ノーボスチ
黒海艦隊の新たな戦闘艦の潜在力は、前時代に建造された艦の2-3倍になる。
木曜日、黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将は、最高司令官ウラジーミル・プーチンとのビデオ会議において報告した。
「新たな戦闘艦の潜在力は、前時代に建造された艦の2-3倍になります。
それは、艦隊自身の能力を大幅に強化します」
艦隊司令官は、黒海艦隊が受領した新たなロケット艦と潜水艦は、その長所を示したのかという最高司令官の質問に答え、こう話した。
ヴィトコ大将は、黒海艦隊が新たな戦闘ユニットを受領した事をウラジーミル・プーチンへ感謝した。
彼は、2月8日からの黒海艦隊の戦闘準備態勢の抜き打ち査察の枠組みにおいて、「充分な」戦闘準備が提供されたと報告した。
「クリミア防衛の為、陸上、海上、航空グループが形成されました」
艦隊司令官は話した。
彼は、航空宇宙軍及び空挺軍の連合部隊の参加により、艦隊の部隊は強化され、2月10日から戦術演習の実施へ着手され、この間に300以上の戦闘演習の実施が計画されていると報告した。
「現在、オプーク射爆場と、隣接するエリアにおいては双方の間の作戦-戦術演習が実施されており、この間に対立する双方は対揚陸防衛及び海洋揚陸部隊の上陸の課題を解決します」
ヴィトコ大将は報告した。
彼は、演習の枠組みにおいて、沿岸防衛旅団は海岸を保持し、海軍歩兵は大型揚陸艦から上陸し、海岸の橋頭堡の占領を目指していると説明した。
戦闘の間、揚陸部隊の上陸支援の為、艦船支隊及び襲撃航空隊による火力支援が行なわれた。
戦闘の最初の段階で、上陸部隊-海軍歩兵部隊を乗せた大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」と「ツェーザリ・クニコフ」-を、「ゼリョヌイ・ドル」と「セルプホフ」は直接援護した。
「新たな艦と潜水艦の使用は、海上グループの能力を大幅に強化します」
艦隊司令官は強調した。
彼は、上陸には、空挺軍部隊の空中強襲梯団と黒海艦隊の特殊任務部隊(スぺツナズ)が参加した事を知らせた。
「沿岸ロケット部隊及び砲兵隊のミサイル及び砲射撃の計画実施は続きます。
抜き打ち査察の結果、各将兵の評価が定められます」
ヴィトコ大将は指摘した。
「この演習は、軍種間グループの調整への習熟を可能にし、与えられた課題の確実な解決を可能にします」
黒海艦隊司令官は最高司令官へ報告した。

ロシア海軍の黒海艦隊及びカスピ小艦隊も参加するロシア連邦軍南方軍管区の「抜き打ち演習」は2016年2月8日から始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊は『抜き打ち演習』を実施する]
演習には、ロシア南方軍管区の将兵約8500名、軍用車両約900両、艦艇約50隻、航空機およびヘリコプター約200機が参加しています。
2月11日には、クリミア半島のオプーク射爆場で上陸演習が行われ、大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」と「ツェーザリ・クニコフ」を、昨年末に就役した小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」と「セルプホフ」が援護しました。
[巡航ミサイル"カリブル"を装備する最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
上陸火力支援も、この2隻の最新鋭小型ロケット艦(と前線爆撃機Su-24)により行なわれたようです。
小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」

小型ロケット艦「セルプホフ」

A-190-01「ウニヴェルサール」100mm砲

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