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ロシア海軍黒海艦隊航空隊の前線爆撃機Su-24は2020年までに多用途戦闘機Su-30SMで代替される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月3日12時27分配信
【戦闘機Su-30SMは2020年までに黒海艦隊のSu-24を代替する】
セヴァストーポリ、3月3日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア黒海艦隊海軍航空隊の完全な更新の枠組みにおいて、爆撃機Su-24多目的戦闘機Su-30SMと交代する。
木曜日、黒海艦隊海軍航空隊司令官ゲンナジー・ザゴノフ大佐ロシア通信社ノーボスチへ表明した。
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「襲撃機Su-24は、地上及び海上目標へ打撃を与える事が出来る多目的戦闘機Su-30SMで完全に代替されます」
ザゴノフ
は話した。

彼は更に「対潜ヘリコプター集団の大規模な近代化が行なわれる見込みです」と指摘した。

複座多目的戦闘機Su-30SMは戦闘機、襲撃機、爆撃機の機能を組み合わせている。
それは超機動性を有し、フェイズドアレイアンテナ方式レーダー、推力ベクトル制御エンジン、前部水平カナードを装備する。
航空機は同じ効率で空中目標へ打撃を与え、地上及び海上目標を攻撃できる。
Su-30SMは現代的かつ最先端な「空対空」及び「空対地(空対艦)」クラスの高精度兵器を使用できる。
Su-30SMの利点には、給油及び外部燃料タンク無しで機体が3000km以上を飛行できる事も含まれる。

航空機「スホーイ設計局」が開発し、イルクーツク航空工場(「イルクト」コーポレーションの支所)で生産されている。
Su-30SM供給の為の最初の契約は、2012年にロシア国防省「イルクト」により締結された。
発注者への最初の引き渡しは2012年12月に実施された。


多用途複座戦闘機Su-30SMは、2014年7月に最初の3機がロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備されています。
[3機の多用途複座戦闘機Su-30SMがロシア海軍へ引き渡された]
[ロシア海軍航空隊は戦闘機Su-30SMの運用を開始した]

2015年2月には初めて黒海艦隊の演習へ参加しています。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊のSu-30SMは艦隊防空演習に参加した]

2015年9月には初めて地上攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊の戦闘機Su-30SMは初の地上攻撃演習を行なった]

2015年10月には抜き打ち演習へ参加しています。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊は抜き打ち演習を行なった]

黒海艦隊航空隊(第43独立海洋襲撃機航空連隊)は、現在までに合計8機のSu-30SMを受領しています。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊は戦闘機Su-30SMへの更新を続ける]

クリミア半島海軍航空隊(黒海艦隊所属)には、1個飛行隊(エスカドリーリャ)分となる12機程度の戦闘機Su-30SMが2016年までに配備されます。
[クリミアのロシア海軍航空隊は1個飛行隊(12機)の戦闘機Su-30SMを受領する]

黒海艦隊航空隊Su-30SMは、現用の前線爆撃機Su-24を代替します。
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そして今回、黒海艦隊航空隊司令官ゲンナジー・イワノヴィチ・ザゴノフ大佐(1966年8月22日生まれ)は、2020年までにSu-24Su-30SMと交代すると発言しました。
黒海艦隊航空隊Su-30SMは今年末までには12機程度になりますが、更なる機体が2017年以降も配備されるのかもしれません。

ロシア海軍航空隊向けの戦闘機Su-30SMは、2020年までに計50機以上が調達されます。
[ロシア海軍航空隊は2020年までに戦闘機Su-30SMを50機以上調達する]
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