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ロシア海軍太平洋艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された

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『タス通信』より
2016年3月4日2時30分配信
【超音速沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は太平洋艦隊へ軍備採用された】
ウラジオストク、3月4日/タス通信特派員ナターリヤ・ニクーリナ

沿岸ミサイル複合体「バスチオン」を装備する大隊は太平洋艦隊ロケット砲兵旅団に形成され、黒海艦隊ミサイル複合体を稼働させる為の特別研修を受けた。
太平洋艦隊の公式代理人ローマン・マルトフは発表した。

「現在、計画活動中のロケット部隊の要員は、新たな複合体の通常の出動と沿海地方エリアの標準的な位置への展開へ取り組んでいます。
ロケット兵の戦闘演習の次の段階は、複合体(操作)班の海上目標への射撃演習に関する実地的な取り組みとなります」
マルトフ
は伝えた。

沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は600km以上に渡って延びた海岸の保護の為に意図されている。
複合体は、強力な射撃及び電波電子妨害という条件下で、様々なクラス及びタイプの水上艦を攻撃できる。
1つの複合体の弾薬には、36基までのミサイル「ヤーホント」を含める事が出来る。



沿岸ミサイル複合体「バスチオン」は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)の地上発射ヴァージョンです。
[ロシア海軍の超音速対艦ミサイル"オーニクス"は近代化される]

ロシア海軍では、これまでに黒海艦隊北方艦隊へ配備されています。
(この他、シリアベトナムへ輸出)
『黒海艦隊サイト』より
【K300P「バスチオン-P」】

[ロシア海軍北方艦隊へ超音速地対艦ミサイル"バスチオン"が配備された]

そして今回、沿海地方スモリャニノヴォに駐留する太平洋艦隊第72沿岸ロケット旅団「バスチオン」が配備されました。
配備に先立ち、「バスチオン」操作要員は、2009年から「バスチオン」を運用している黒海艦隊へ派遣され、研修を受けています。
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第72沿岸ロケット旅団には、既に沿岸ミサイル複合体「バル」が配備されているのですが、これに加えて「バスチオン」も配備されることになりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊は沿海地方で新型地対艦ミサイルの発射訓練を行なった]
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