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ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海へ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2016年3月6日11時0分配信
【黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」はセヴァストーポリから地中海へ向かった】

本日、アンドレイ・ザイツェフ2等海佐が艦長を務める黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」セヴァストーポリを出航し、黒海海峡へ針路を取った。

3月7日、同艦は地中海へ入り、航海計画に沿って同海域のロシア海軍常設艦船連合部隊の一員として任務を果たす。

現在、ローテーションに基づく地中海グル―プでは、北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の15隻以上の艦と補助船が任務を遂行している。


黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」(1969年10月21日就役)は、2015年9月18日から12月28日まで地中海への航海を行なっていました。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海を去った]

この間、9月にはギリシャを訪問し、10月初頭にはシリア沖で演習を実施し、12月にはエーゲ海トルコの漁船と衝突しそうになりました。

地中海から戻って2ヶ月以上経った2016年3月6日、「スメトリーヴイ」は再び地中海へ向かいました。

なお、「スメトリーヴイ」の舷側番号は、今年1月以降「870」に変更されています。
(以前は「810」だった)
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最近の地中海東部ロシア海軍の動きですが、3月2日には大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」(黒海艦隊)、大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)、軍用輸送船「ヤウザ」(北方艦隊)ボスポラス海峡を北上し、黒海へ戻りました。

3月3日には黒海艦隊大型揚陸艦「サラトフ」ボスポラス海峡を南下し、地中海へ向かいました。


3月4日には黒海艦隊救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムールイ」(2015年6月10日就役)がボスポラス海峡を南下し、地中海へ向かいました。


従いまして、現在、地中海東部に滞在するロシア海軍の艦船は、少なくとも13隻になります。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(太平洋艦隊、地中海作戦連合部隊旗艦)
大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコーフ」(北方艦隊)
小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「サラトフ」(黒海艦隊)
軍用輸送船「カザン-60」(黒海艦隊)
輸送船「アレクサンドル・トカチェンコフ」
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムールイ」(黒海艦隊)
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」(黒海艦隊)
中型偵察艦SSV-201「プリアゾヴィエ」(黒海艦隊)
中型海洋給油船「ドゥブナ」(北方艦隊)
救助曳船SB-406(北方艦隊)
工作船PM-56(黒海艦隊、3月中旬帰港予定)
工作船PM-138(黒海艦隊)
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