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新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは最終試験の為に出港する

本日(6月7日)、ロシア新世代(第4世代)戦略原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」のトップ艦(1番艦)「ユーリー・ドルゴルーキー」は、就役前の最終チェックを行なう為に出港しました。
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[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは7月末までにロシア海軍へ就役する]


『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は海洋へ出航し、検査を実施する】
モスクワ、6月7日-ロシア通信社ノーボスチ

木曜日、戦略原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」(「ボレイ」級、プロジェクト955)は海洋へと去り、検査を実施する。
「セヴマシュ」の代理人はロシア通信社ノーボスチに伝えた。

「原子力潜水艦ユーリー・ドルゴルーキーは、6月7日に今年最初の海洋への出航を実施します。
試験が正常に完了すれば、同艦はすぐに正式採用されます」

代理人は述べた。

彼によると、今回の海洋への出航において、「ブラヴァー」ミサイルの発射試験は計画されていない。

今年最初の「ブラヴァー」発射は、同プロジェクトの他の潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」からの実施が予定されている。
これが成功した場合、潜水艦は今年中に正式採用する事が出来るだろう。

以前、ロシア連邦国防相アナトーリー・セルジュコフと前ロシア連邦海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は、今年秋に同艦の標準兵装である「ブラヴァー」ミサイルと同時に軍備として採用されると述べた。

戦略用途水中ロケット巡洋艦「ユーリー・ドルゴルーキー」(プロジェクト955「ボレイ」)は、海洋工学中央設計局「ルビーン」(サンクトペテルブルク)が設計した第4世代水中ロケット艦シリーズのトップである。
1996年11月2日に「セヴマシュプレドプリャーチェ」で起工され、同時に「ユーリー・ドルゴルーキー」と命名された。
全長170メートル、幅13.5メートル、総排水量2万4千トンの巡洋艦の武装は、モスクワ熱工学研究所により開発された「ブラヴァー-30」ミサイル16基である。

このタイプのミサイルは、対弾道ミサイル防衛を突破する為に性能を向上させた個別誘導核弾頭を10個まで搭載できる。
「ブラヴァー」の射程距離は8000kmである。
潜水艦には、弾道ミサイルに加え、魚雷発射管が装備されている。
核動力装置で1基のプロペラシャフトを駆動させる事により、水上で15ノット、水中で29ノットまでの速力に達する。

ロシア海軍司令部の計画によると、プロジェクト955戦略潜水艦は、現在、戦闘勤務に在る潜水艦プロジェクト941(「アクラ」、NATO分類「タイフーン」)、プロジェクト667BDR(カリマール、NATO分類デルタIII)プロジェクト667BDRM(デルフィン、NATO分類デルタIV)が艦隊の戦闘編制から除かれる2018年以降、ロシアの海洋戦略核戦力の中核とならなければならない。
(2012年6月7日00時16分配信)


戦略原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」は1996年11月2日に起工され、2007年4月15日に進水しました。
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2008年11月21日、原子炉が起動されました。
[新型戦略原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」、原子炉始動]

「ユーリー・ドルゴルーキー」の原子炉は、未完成のプロジェクト971多用途原潜(アクラ級)から流用されたものです。
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2009年6月18日、初めて海洋へ出航しました。
[新型戦略原潜「ユーリー・ドルゴルーキー」、工廠航海試験開始]

2011年には4回の弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施し、全て成功しました。
[「全力全開」ブラヴァー発射試験(2010~2011年)]
特に、8月27日の試験では9300kmの飛翔距離を記録しました。

2011年12月23日には「ブラヴァー」2発の一斉発射に成功しました。
[潜水艦発射弾道ミサイル「ブラヴァー」は一斉発射試験に成功した]

「ユーリー・ドルゴルーキー」は、北方艦隊へ配備される予定です。
[ボレイ級戦略原潜1番艦ユーリー・ドルゴルーキーは2012年に北方艦隊へ配備される]
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