ニコライ・エフメノフ中将は新たなロシア海軍北方艦隊司令官へ任命される
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月14日16時27分配信
【情報筋:新たな北方艦隊司令官はエフメノフ中将になる】
モスクワ、3月14日-ロシア通信社ノーボスチ
新たな北方艦隊司令官は、北方艦隊参謀長を務めているニコライ・エフメノフ中将が任命される。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチはロシア軍当局の情報提供者より伝えられた。
現在、エフメノフは北方艦隊司令官の職責を代行している。
北方艦隊司令官を務めるウラジーミル・コロリョーフ大将は、今度はロシア連邦海軍総司令官の職責を代行している。
ヴィクトール・チルコフ大将は2月に健康上の理由によりロシア連邦海軍総司令官の職務からの辞任届を提出した。
「来月には新たな任命が行なわれ、特に、新たな北方艦隊司令官にはニコライ・エフメノフ中将が任命されます」
対談者は話した。
北方艦隊司令官代行エフメノフ中将は、月曜日に最初の錬成任務へ取り掛かる北方艦隊の原子力水中ロケット巡洋艦「スモレンスク」乗組員を視察した。
北方艦隊はロシア連邦海軍の4つの艦隊の中で最も強力であり、核弾頭を有する弾道ミサイル「シネーワ」で武装する戦略原子力潜水艦プロジェクト667BDRM「デリフィン」(デルタ-IV)と、「ブラヴァー」で武装するプロジェクト955「ボレイ」が軍備として在籍している。
ロシア海軍総司令官ヴィクトール・ヴィクトロヴィチ・チルコフ大将(1959年9月8日生まれ、現在56歳)は2015年11月半ば頃に入院して手術を受ける事になり、北方艦隊司令官ウラジーミル・イワノヴィチ・コロリョーフ大将(1955年2月1日生まれ、現在61歳)がロシア海軍総司令官代行に任命されました。
[北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ提督はロシア海軍総司令官代行に任命された]
チルコフ提督は2016年2月に辞表を提出し、3月には海軍からの退役が決まりました。
[ロシア国防省はロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督の辞任を認めた]
チルコフ提督の後任のロシア海軍総司令官には、現在、総司令官代行を務めているコロリョーフ提督がそのまま就任する可能性が高く、そうなれば、北方艦隊司令官が空席になります。
そこで、コロリョーフ提督の後任の北方艦隊司令官には、現在、司令官代行を務めているニコライ・アナトリエヴィチ・エフメノフ中将(1962年4月2日生まれ、現在53歳)がそのまま就任する可能性が高いようです。

ニコライ・エフメノフ中将は原子力潜水艦乗り出身であり、これまでに太平洋艦隊の戦略原潜艦長、戦略原潜部隊司令官、潜水戦隊司令官を歴任し、2012年9月からは北方艦隊司令官第1代理兼参謀長を務めています。
2015年11月からは北方艦隊司令官代行に任命されています。

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