ヘリ空母ミストラル型のライセンス建造の為の交渉は進んでいる

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【「ミストラル」購入の為のロシアとフランスの交渉は、計画通りに進んでいる-イサーキン】
モスクワ、6月9日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア兵器輸出公社(ロソボロネクスポルト)のトップであるアナトーリー・イサーキンによると、ヘリコプター搭載艦「ミストラル」型の3隻目及び4隻目を購入する為のロシア・フランス間の契約締結に障害は無い。

「作業は計画通りに進行しており、交渉は継続されています。
私共には、更に同型の艦を2隻建造する為の契約が締結されないなどという理由を見出せません。
それは80パーセントまで詰められており、昨年にフランスで2隻の艦を建造する為に締結された契約に追加されます」

イサーキン『ヴェドモスチ』紙のインタビューに応じ、こう述べた。

ロシアとフランスは、何ヶ月間にも渡った交渉の後、2011年6月にフランス製ヘリコプター空母「ミストラル」型2隻をロシア連邦海軍の為にサンナゼール造船所で建造する12億ユーロ相当の契約に署名した。
最初の艦は2014年に、2隻目は2015年にロシア海軍で採用される計画である。
その後、更に2隻の「ミストラル」をロシアの造船所で建造する契約が締結される。

汎用ヘリコプター空母「ミストラル」は排水量21000トン、船体の最大長は210メートル、18ノットの速力発揮を可能とする。
航続距離は最大で20000海里。乗組員160人の他に450人を収容可能である。
航空グループは16機のヘリコプターで構成され、このうち同時に飛行甲板から6機が発着できる。
(2012年6月9日09時45分配信)


[ヘリ空母ミストラル型]

ロシア海軍は4隻の「ミストラル」型を導入する計画であり、このうち最初の2隻はフランスの造船所で、後の2隻はロシアの造船所で建造されます。

ロシアの為の「ミストラル」型の売買契約は、2011年6月に締結されました。
『ロシア通信社ノーボスチ』2017年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】

ロシア海軍向けの「ミストラル」型1番艦は、2012年2月1日にフランスのサン・ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体の一部(艦尾部分)は、サンクトペテルブルク市「バルト工場-造船」(バルチースキー・ザヴォード)で製造されます。
[「バルト工場-造船」はヘリ空母ミストラルの船体の一部を建造する]


これに続いてロシアの造船所で2隻がライセンス建造されますが、こちらの方の契約は、まだ締結されておらず、現在もロシアとフランスの交渉が続いています。

今回の記事は、この交渉が詰めの段階に入ったという事でしょう。

ロシア海軍向けの「ミストラル」型は、オリジナルよりも武装が強化されます。
[ロシア海軍向け「ミストラル」型には巡航ミサイル、対空・対潜ミサイルなどが装備される]
[ロシア海軍向け「ミストラル」型はロシア製兵器を装備する]
mistral00

「ミストラル」型太平洋艦隊にも配備される計画であり、これを見越して極東方面においても、今年から造修施設などのインフラ整備が進められます。

『REGIONS.RU』より。
2012年4月11日配信
【ウラジオストク最大の艦船修理工場は再建される】

『ロシア通信社ノーボスチ・極東管区ニュース』より。
2012年4月11日21時03分配信
【ウラジオストクの艦船修理工場は「ミストラル」の為に13億ルーブルを掛けて再建される】

ウラジオストク第178艦船修理工場は、「ミストラル」型を含む新世代艦に対応できるように施設を近代化し、35600トン級浮きドックの導入、ディーゼル潜水艦修理用の5000トン級ドックの建設、現在の第1乾ドックの全天候型への改装などが行なわれるとの事です。
近代化計画の実施期間は、今年(2012年)から2027年までの16年間に渡ります。
近代化計画の最初の5年間で13億ルーブルが拠出されます。

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