ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは遠距離航海へ出発した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年3月28日11時1分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は太平洋での勤務へと出発した】
ウラジオストク、3月28日-ロシア通信社ノーボスチ
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、大洋救助船「フォーチー・クルイロフ」、給油船「イルクト」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、太平洋における戦闘勤務の為にウラジオストクから出航した。
東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐は発表した。
「遠距離航海の目的には、太平洋及びインド洋における海軍の存在の確保と(ロシア海軍)旗のデモンストレーションも含まれます。
戦闘勤務中に太平洋艦隊将兵は5か国を非公式訪問の為に訪れる予定であり、太平洋及びインド洋のアジア太平洋地域諸国との2つの多国間演習へ参加します」
マルトフは伝えた。
彼によると、現在、地中海のロシア海軍グループの一員として太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」が任務を遂行している。
太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(1988年12月30日納入、1989年5月1日就役)は、2013年10月下旬~2014年2月下旬までインド洋への遠距離航海を実施し、ミャンマーと大韓民国、そして日本を訪れました。
[大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはウラジオストクへ戻った]
2014年10月末~12月初頭には南太平洋への遠距離航海を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはウラジオストクへ帰港した]
2015年には遠距離航海には参加せず、日本海とオホーツク海で演習に参加したのみでした。
[ロシア海軍太平洋艦隊は日本海で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊は演習を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊はオホーツク海で対潜演習を実施した]
そして2016年3月末、「アドミラル・ヴィノグラードフ」は救助曳船と給油船を伴い、1年3ヶ月ぶりの遠距離航海へ出発しました。
「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は2つの国際海軍演習へ参加するとの事ですが、その1つは、2016年4月にインドネシアのスマトラ島付近の海域で実施されるアジア太平洋地域国際海軍演習『KOMODO-2016』です。
[ロシア海軍太平洋艦隊は2016年4月に国際海軍演習『KOMODO-2016』へ参加する]
なお、記事末尾で触れられていますが、現在、太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は地中海東部(シリア沖)に居ます。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシリア沖で戦闘任務に就いている]

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