ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは太平洋上で演習を実施した

『タス通信』より
2016年4月6日2時29分配信
【太平洋艦隊の艦船は太平洋で対潜及び反テロ演習を実施した】
ウラジオストク、4月6日/タス通信
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、大洋救助船「フォーチー・クルイロフ」、給油船「イルクト」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、太平洋における戦闘任務遂行中に対潜演習を実施した。
東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス代表ローマン・マルトフは発表した。
「更に艦の乗組員は、隊列を組んでの対空防衛の課題へ取り組み、対テロ部隊の演習と艦内でのダメージコントロール演習が実施されました」
マルトフは話した。
太平洋艦隊艦船支隊は3月28日にウラジオストクを去り(註:実際には3月26日頃に出航)、戦闘勤務中に5ヶ国を非公式訪問の為に訪れ、太平洋とインド洋でアジア太平洋地域諸国の2つの多国間演習へ参加する。
[大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ遠距離航海(2016年3月-)]
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は、2016年3月末(3月26日頃?)にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは遠距離航海へ出発した]
3月28日に対馬海峡を通過し、この際のロシア海軍の慣例として、ロシア-日本戦争中の1905年5月27日のツシマ沖海戦(日本海海戦)のロシア海軍の戦死者の追悼式典を開催し、花輪を投下しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊は対馬海峡を南下した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊はツシマ沖海戦の戦死者を追悼した]
太平洋艦隊広報部の発表によると、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は、太平洋及びインド洋への遠距離航海を行ない、5ヶ国を訪問し、2つの国際海軍演習へ参加するとの事です。
その1つは、2016年4月にインドネシアのスマトラ島付近の海域で実施されるアジア太平洋地域国際海軍演習『KOMODO-2016』です。
[ロシア海軍太平洋艦隊は2016年4月に国際海軍演習『KOMODO-2016』へ参加する]
もう1つが、5月に実施されるASEAN(東南アジア諸国連合)の国際海軍演習『ADMMプラス-2016』です。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス-2016』へ参加する]
そして今回、太平洋艦隊広報部は、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊が「太平洋」で各種の演習を実施したと発表しました。
ただ、具体的に何処の海域で演習を行なったのかについては一切明らかにしていませんが・・・
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