ウラジーミル・コロリョーフ提督は正式にロシア海軍総司令官に就任した
- カテゴリ:ロシア海軍ニュース

『タス通信』より
2016年4月7日14時25分配信
【前北方艦隊司令官コロリョーフはロシア海軍総司令官に任命された】
モスクワ、4月7日/タス通信
2011年からロシア連邦北方艦隊司令官を務めていたウラジーミル・コロリョーフは、ロシア海軍総司令官の職務に任命された。
ロシア軍当局のサイト上の声明では、こう述べられた。
「2016年4月、彼はロシア海軍総司令官の職務に任命されました」
(ロシア)国防省のサイトは発表した。
この職務をコロリョーフは、2012年5月5日からロシア連邦海軍総司令官のポストを務め、病気の為、その職務を去ったヴィクトール・チルコフ大将と交代した。
新たな北方艦隊司令官には、以前に北方艦隊副司令官を務めていたニコライ・エフメノフが任命された。
「2016年4月、彼はロシア連邦大統領令により北方艦隊司令官に任命されました」
国防省のサイトでは、こう述べられた。
ウラジミール・コロリョーフは1955年2月1日に生まれた。
レニングラードのフルンゼ記念高等海軍学校、海軍高等特別士官クラス、クズネツォフ記念海軍大学校を卒業した。
黒海艦隊と北方艦隊の司令官を務め、2014年12月には「北方」統合戦略司令部の指揮を委任された。
2015年11月からロシア連邦海軍総司令官代行を務めていた。
ニコライ・エフメノフは1962年4月にモスクワで生まれた。
1987年に彼はレーニン共産党青年団記念高等海軍潜水艦学校を卒業し、その後、クズネツォフ記念海軍大学校を卒業した。
2011年には太平洋艦隊の潜水艦部隊司令官に任命された。
2012年9月からは北方艦隊参謀長と第1副司令官の職務を務めていた。
ヴィクトール・ヴィクトロヴィチ・チルコフ(1959年9月8日生まれ、現在56歳)は、2012年5月6日にロシア海軍総司令官に任命され、2012年8月9日には海軍大将に昇進しました。
[ヴィクトル・チルコフは新たなロシア海軍総司令官に任命された]
[ロシア海軍総司令官ヴィクトル・チルコフは大将に昇進した]
就任から約3年半が経過した2016年11月中旬頃に入院して手術を受ける事になり、北方艦隊司令官ウラジーミル・イワノヴィチ・コロリョーフ大将(1955年2月1日生まれ、現在61歳)がロシア海軍総司令官代行に任命されました。
[北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ提督はロシア海軍総司令官代行に任命された]
昨年11月から入院していたチルコフ提督は、海軍総司令官へ復帰できるまでに回復する見込みが無くなった為か、今年(2016年)2月に辞表を提出しました。
[ヴィクトール・チルコフ提督はロシア海軍総司令官を辞任した]
[ロシア国防省はロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督の辞任を認めた]

そして2016年4月、ウラジーミル・コロリョーフ提督は、正式に後任のロシア海軍総司令官に任命されました。
同時に、コロリョーフ提督の後任の北方艦隊司令官としてニコライ・アナトリエヴィチ・エフメノフ中将(1962年4月2日生まれ、現在54歳)が正式に任命されました。
[ニコライ・エフメノフ中将は新たなロシア海軍北方艦隊司令官へ任命される]
今回の人事異動により、ロシア海軍の高級指揮官の陣容は、こうなります。
ロシア連邦海軍総司令官:ウラジーミル・イワノヴィチ・コロリョーフ大将
総司令官代理:アレクサンドル・ニコラエヴィチ・フェドテンコフ中将
総司令官代理(軍備担当):ヴィクトール・ヨシフォヴィチ・ブルスク中将
総参謀長:アンドレイ・オリゲルトヴィチ・ボロジンスキー中将
北方艦隊司令官:ニコライ・アナトリエヴィチ・エフメノフ中将
太平洋艦隊司令官:セルゲイ・ヨシフォヴィチ・アヴァキャンツ大将
黒海艦隊司令官:アレクサンドル・ヴィクトロヴィチ・ヴィトコ大将
バルト艦隊司令官:ヴィクトール・ペトロヴィチ・クラフチュク中将
カスピ小艦隊司令官:イーゴリ・ウラジーミロヴィチ・オシポフ少将
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