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ロシア海軍は2018-2019年に最後のタランタル級ロケット艇を受け取る

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年4月10日20時43分配信
【「ヴィンペル」はロシア海軍の為に輸出用ロケット艇を完成させる】

ロシア国防省と造船工場「ヴィンペル」は、2隻のプロジェクト12418「モルニヤ」ロケット艇の修理契約を締結した。
近代化されたロケット艇は2018~2019年に発注者へ引き渡される。


『PortNews』ルイビンスク造船所広報サービスを引用して報じたように、これは、工場番号01301「ヴィンペル」艇01302「モルニヤ」艇についての話である。
契約に沿って、1隻目は2018年11月25日に黒海艦隊へ受け入れられる。
その1年後には、改善された「モルニヤ」カスピ小艦隊へ向かう。

当初、艦艇は輸出を意図した船体をベースに建造された。
再装備の際、これらはプロジェクト12418と同類の兵装を受け取る。
それには、16基の対艦ミサイル「ウラン」、対空防衛手段、76mm汎用砲が含まれる。

プロジェクト12418艇は、近代化されたプロジェクト1241の最新シリーズである。
ロシア海軍の軍備として、同様の戦闘艇が約30隻在籍している。
これらは、公海及び沿岸ゾーンで輸送船、水上戦闘艦、揚陸艦を撃破する為に意図されている。


【ルイビンスク造船工場「ヴィンペル」公式サイト】
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プロジェクト12418ロケット艇は、ロシア海軍プロジェクト12411「モルニヤ」シリーズ(NATOコード名「タランタル」)の輸出ヴァージョンです。
対艦ミサイルは、主に輸出用となっている「ウラン」を計16基搭載します。
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プロジェクト12418は計4隻が建造され、ベトナムに2隻、トルクメニスタンに2隻が輸出されました。
この内、ベトナム向けの2隻がルイビンスク「ヴィンペル」造船所で建造されました。
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「ヴィンペル」造船所では、更に2隻の「モルニヤ」を輸出用として起工しましたが、何処の国も買わなかった為、ロシア海軍が引き取る事になりました。
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1番艇は2018年11月に黒海艦隊へ、2番艇は2019年11月にカスピ小艦隊へ就役します。
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