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ロシア海軍太平洋艦隊が参加する国際海軍演習『コモド-2016』が始まった

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『タス通信』より
2016年4月12日8時0分配信
【ロシア連邦艦船が参加する海軍演習『コモド-2016』はインドネシアで始まった】
バンコク、4月12日/タス通信特派員アレクセイ・スコヴォロンスキー

ロシアを含むアジア太平洋地域の30ヶ国以上が参加する国際海軍演習『コモド-2016』インドネシアで始まった。
主催者によると、演習には28隻の海上艦が関与し、この内の6隻はインドネシアから派出される。

「我々は、太平洋からインド洋まで広がる友好国の海軍と協力する必要があります。
私は、このような演習を実施する必要がある事に完全に賛同いたします」
インドネシア大統領ジョコ・ウィドド
は、参加国の艦の査閲中に表明した。
このイベントは西スマトラ州パダン市で火曜日に始り、演習は4月16日まで続く。

太平洋艦隊艦船支隊は、演習『コモド-2016』へ参加する為、前日にインドネシアへ到着した。
東方軍管区広報サービスによると、ロシアからは大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」、大洋救助船「フォーチー・クルイロフ」、給油船「イルクト」が派遣される。
この演習へロシア人船員が参加するのは2回目となる。

演習中に、国際チームによる海洋資源の保全と自然災害の克服に関する作戦実施の合同活動への取り組みが計画されている。
演習には、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国、更にはアメリカ合衆国、日本、オーストラリア、その他のアジア太平洋諸国の代表が関わる。


[大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ遠距離航海(2016年3月-)]

大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は、2016年3月末(3月26日頃?)にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは遠距離航海へ出発した]

[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:アレクサンドル・ポタポフ1等海佐
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
救助曳船「フォーチー・クルイロフ」
中型海洋給油船「イルクト」


3月28日に対馬海峡を通過し、この際のロシア海軍の慣例として、ロシア-日本戦争中の1905年5月27日のツシマ沖海戦(日本海海戦)ロシア海軍の戦死者の追悼式典を開催し、花輪を投下しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊は対馬海峡を南下した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊はツシマ沖海戦の戦死者を追悼した]

太平洋艦隊広報部の発表によると、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は、太平洋及びインド洋への遠距離航海を行ない、5ヶ国を訪問し、2つの国際海軍演習へ参加するとの事です。
その1つは、2016年4月にインドネシアスマトラ島付近の海域で実施されるアジア太平洋地域国際海軍演習『コモド-2016』です。
[ロシア海軍太平洋艦隊は2016年4月に国際海軍演習『KOMODO-2016』へ参加する]

もう1つが、5月に実施されるASEAN(東南アジア諸国連合)の国際海軍演習『ADMMプラス-2016』です。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス-2016』へ参加する]

「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は、各種演習を実施しながらインドネシアへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは太平洋上で演習を実施した]

4月11日にインドネシアパダンへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは国際演習『コモド-2016』へ参加する為にインドネシアを訪れた]
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そして4月12日、アジア太平洋地域国際海軍演習『コモド-2016』が始まりました。
【国際海軍演習『コモド』公式サイト】


ロシア海軍は、2014年3月末-4月初頭に南シナ海ナトゥナ(リアウ)諸島海域で実施された『コモド-2014』にも参加しています。
[多国籍海軍演習KOMODOが始まった]
[多国籍海軍演習KOMODO-2014は続く]



この時には、太平洋艦隊大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「イルクト」、救助曳船「アラタウ」が派遣されました。
[ロシア太平洋艦隊インド洋遠征(2014年3月-7月)]
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