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近代化改装を終えた大型対潜艦アドミラル・トリブツは2016年7月にロシア海軍太平洋艦隊へ復帰する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省(ロシア連邦海軍)広報サービス・情報管理部発表
2016年4月13日5時0分配信
【大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は修理を実施した後、(2016年)7月に(ロシア)海軍の戦闘編制へ復帰する】

プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は、『ダーリザヴォード』社で修理と技術的準備状態の回復を実施後、2016年7月に海軍の戦闘編制へ復帰し、太平洋艦隊の一員としての任務遂行を続ける。
現在、同艦は試験を行なっている。

2021年までの国家防衛発注の枠組みにおいて、北方艦隊及び太平洋艦隊に所属する6隻のプロジェクト1155大型対潜艦の修理と近代化の実施が計画されている。
海軍総司令部の技術的課題に沿って、艦は居住保障システムと電波無線兵装を更新する大量の作業を実施する。

プロジェクト1155大型対潜艦は、今日のロシア海軍の対潜戦力の基礎を構成しており、遠海及び大洋ゾーンにおいて、単独あるいは艦船グループの一員ととして行動できる。


プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は、1980年4月19日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)のA.A.ジダーノフ記念造船工場(現「北方造船所」)で起工され、1983年3月26日に進水し、1986年2月15日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
[ウダロイ型6番艦「アドミラル・トリブツ」]

2009年6月29日から11月16日まで初のソマリア海賊対処任務の為、アデン湾へ派遣されました。
[ロシア海軍第4次ソマリア遠征]

2011年12月10日から2012年5月3日まで2度目のソマリア海賊対処任務の為、アデン湾へ派遣されました。
アデン湾から帰港途中に中国海軍との合同演習『海洋協同-2012』へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊第7次海賊対処部隊はウラジオストクへ戻った]

2014年からウラジオストク艦船修理工場『ダーリザヴォード』で近代化改装が始まりました。

ガスタービンエンジンクロンシュタット海洋工場で修理されました。
[ロシア海軍艦艇のガスタービンエンジンの修理はクロンシュタットで行なわれる]

今回の「アドミラル・トリブツ」の近代化改装は電子機器の交換がメインであり、新たに汎用射撃管制システム「バギラ-M」、戦闘情報管理システム「シグマ」、航海レーダーMR-231、MR-231-3が搭載されました。

汎用射撃管制システム「バギラ-M」
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【戦闘情報管理システム「シグマ-E」】

【航海レーダーMR-231】

【航海レーダーMR-231-3】

これに伴い、ディーゼル発電機も、従来の200kw×1基から300kw×2基に換装されました。


「アドミラル・トリブツ」以外では、北方艦隊大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」が2014年からムルマンスク第35艦船修理工場で近代化改装が行なわれています。
[ロシア海軍の水上艦及び潜水艦約20隻が近代化改装されている]


そして今回、ロシア海軍広報部は、2021年までに計6隻のプロジェクト1155大型対潜艦の近代化改装が計画されている事を明らかにしました。

太平洋艦隊「マルシャル・シャーポシニコフ」は、今年3月末から近代化改装工事を始めています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフは近代化改装によりウラン対艦ミサイルを装備する]
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