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ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはコルベット"ボイキー"と共に対潜戦闘訓練を行なった

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『タス通信』より
2016年4月22日14時4分配信
【バルト艦隊の艦は「敵」潜水艦を破壊した】
カリーニングラード、4月22日/タス通信特派員ウラジーミル・ヌヤクシェフ、アレクサンドル・アルヒポフ

コルベット「ボイキー」警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、バルト艦隊海軍航空隊対潜ヘリコプターKa-27PLと協同で演習中に「敵」潜水艦を発見し、仮想破壊した。
同艦隊の公式代理人ウラジーミル・マトヴェーエフは発表した。

「コルベット"ボイキー"と警備艦ヤロスラフ・ムードルイで構成される捜索打撃艦グループは、対潜兵器を使用して仮想敵潜水艦を撃破しました」
彼は話した。

敵潜水艦の役割は、ディーゼルエレクトリック潜水艦「ワルシャワンカ」級が演じた。

「捜索打撃グループが潜水艦を破壊した事により、"敵"は、彼らに与えられた任務~-バルト艦隊海洋揚陸部隊の沿岸への上陸を挫折させる~を果たす事が出来なくなりました」
マトヴェーエフ
は指摘した。

更に演習の一環として、艦は海上目標への砲射撃を実行し、対潜ヘリコプターの飛行士は艦の甲板への着艦へ取り組んだ。


ロシア海軍バルト艦隊プロジェクト11540警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年6月19日竣工/7月24日就役)は、2014年8月から2015年2月まで長期遠洋航海を行ない、太平洋方面のインドネシアまで進出しました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-2015年2月)]

その後、ガスタービンエンジン(高速航行用)の1基が破損し、修理されることになりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ヤロスラフ・ムードルイは2016年初頭に復帰する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ヤロスラフ・ムードルイはガスタービンエンジン修理後の係留試験を行なった]

修理完了後にロシア海軍へ復帰し、2016年4月上旬にはコルベット「ボイキー」と共にバルト艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはコルベット"ボイキー"と共に砲撃訓練を行なった]


プロジェクト20380コルベット3番艦「ボイキー」は、2013年5月16日に就役し、バルト艦隊へ編入されました。
[コルベット「ボイキー」はロシア海軍へ就役した]

就役後は度々バルト艦隊の演習へ参加しています。
[3隻のステレグーシチー型コルベットは対艦ミサイルを同時に発射した]
[ロシア海軍バルト艦隊のプロジェクト20380コルベットは4隻揃って演習に参加した]
[ロシア海軍バルト艦隊の3隻の最新コルベットは対艦ミサイルを同時に発射した]


そして今回、「ヤロスラフ・ムードルイ」「ボイキー」は対潜戦闘訓練を実施しました。

「ヤロスラフ・ムードルイ」対潜ミサイル複合体「ヴォドパード」「ボイキー」対潜魚雷複合体「パケート-NK」を装備しており、これらの対潜兵器が使用されたようです。

対潜訓練の「相手役」は、バルト艦隊潜水艦が務めました。

どの潜水艦が演習へ参加したのかは公表されていませんが、可能性が高いのは、4月初頭に修理を終えて復帰した「ヴィボルグ」でしょう。
[ロシア海軍バルト艦隊のキロ級潜水艦ヴィボルグは修理を終えて復帰した]
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