ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフはカンボジアのシアヌークビルを訪れた

『タス通信』より
2016年4月25日10時5分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は非公式訪問の為にカンボジアの港へ入った】
ウラジオストク、4月25日/タス通信特派員ナターリヤ・ニクーリナ
インドネシアの多国籍演習『コモド-2016』へ参加した太平洋艦隊艦船支隊は、非公式訪問の為にカンボジアのシアヌークビル港へ入った。
東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス代表ローマン・マルトフは発表した。
支隊の構成には、大型対潜艦「アドミラル・ヴノグラードフ」、大洋救助船「フォーチー・クルイロフ」、給油船「イルクト」が含まれている。
「太平洋艦隊将兵のカンボジア王国訪問の主な目的は、両国海軍間の国際海軍協力の発展と乗組員の休養です。
ロシア軍事船員を迎える為、当事国によるツアープログラムが用意されています」
マルトフは話した。
滞在中、シアヌークビル港の住民とゲストは、見学の為に大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を訪れる事が出来る。
訪問は4月27日に終了し、その後、太平洋艦隊艦船支隊はブルネイ・スルタン国の沿岸へ向かう。
太平洋艦隊艦船支隊は、2016年3月28日にウラジオストクを出航した(註:実際には3月26日頃に出航)。
遠距離航海中に太平洋艦隊将兵はインドネシアのパダン港を訪問し、スマトラ島沖で実施された多国籍演習『コモド-2016』へ参加した事を軍管区の代理人は想い起した。
[大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ遠距離航海(2016年3月-)]
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を中核とする太平洋艦隊艦船支隊は、2016年3月末(3月26日頃?)にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは遠距離航海へ出発した]
[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:アレクサンドル・ポタポフ1等海佐
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」
救助曳船「フォーチー・クルイロフ」
中型海洋給油船「イルクト」
3月28日に対馬海峡を通過し、この際のロシア海軍の慣例として、ロシア-日本戦争中の1905年5月27日のツシマ沖海戦(日本海海戦)のロシア海軍の戦死者の追悼式典を開催し、花輪を投下しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊は対馬海峡を南下した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフ支隊はツシマ沖海戦の戦死者を追悼した]
「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は、各種演習を実施しながらインドネシアへ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは太平洋上で演習を実施した]
4月11日にインドネシアのパダンへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは国際演習『コモド-2016』へ参加する為にインドネシアを訪れた]
4月12日、アジア太平洋地域国際海軍演習『コモド-2016』が始まりました。
【国際海軍演習『コモド』公式サイト】
[ロシア海軍太平洋艦隊が参加する国際海軍演習『コモド-2016』が始まった]
4月14日、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊を含めた演習参加艦はパダンを出航し、演習実施海域へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは国際演習『コモド-2016』実施海域へ向かった]
アジア太平洋地域国際海軍演習『コモド-2016』は4月16日に終了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフが参加した国際演習『コモド-2016』は終了した]

その後、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊はカンボジアへ向かい、4月24日にシアヌークビル港へ入港しました。


シアヌークビル港には4月27日まで滞在し、その後、ブルネイへ向かいます。
今後、「アドミラル・ヴィノグラードフ」支隊は、5月に実施されるASEAN(東南アジア諸国連合)の国際海軍演習『ADMMプラス-2016』へ参加します。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス-2016』へ参加する]
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