ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカへ移動した
- カテゴリ:艦上戦闘機Su-33

『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2016年4月26日12時45分34秒配信
【北方艦隊航空隊の甲板航空機グループの第1陣は、地上「空母」で訓練する為にクリミアへ移動した】
モスクワ、4月26日、インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)
北方艦隊海軍航空隊の第279独立艦上戦闘機航空連隊の数機の航空機は火曜日にクリミアへ着陸し、航空母艦を模した地上試験訓練複合体基盤ニートカで甲板飛行士のサイクル訓練を行なう。
『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』は火曜日に情報提供者より伝えられた。
「本日、第279連隊が装備している4機のSu-33と3機のSu-25UTGは、サキ市エリアの飛行場へ着陸しました」
対談者は説明した。
彼によると、第279連隊の航空機グループの第1陣は月曜日に到着する筈であったが「天候条件の為、グループは、その途中のボリソグレブスクへ着陸しました」


彼は、甲板への着艦をシミュレートするクリミアのニートカ複合体における2014年及び2015年のフライトは、妨げられる事無く容易に実施できたことを想い起した。
「今年5月~6月の北方艦隊航空隊飛行士のフライト実施の為、航空機拘束装置は一定のサイクルに限り動作可能となっております」
対談者は指摘した。
以前、2016年秋に北方艦隊の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」の次の遠距離航海が計画されていると伝えられた。
艦上へ2個航空連隊~第279連隊と、軍備として最新戦闘機MiG-29KRとMiG-29KUBRを受け取った新編成の第100連隊を乗せて海洋への出航が意図されている。
データによると、第100航空連隊は、現在、エイスク(クラスノダール地方)へ新たに建設された複合体ニートカへ滞在している。
しかし、公開情報によると、この複合体の訓練飛行の為の技術的準備が整うのは今年末である。

[ロシア海軍の艦上戦闘機連隊は創設40周年を迎えた]
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[空母アドミラル・クズネツォフの最高の艦上戦闘機パイロット達]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33(Su-27K)は空母の甲板への初着艦から25周年の記念日を迎えた]
ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊の「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、空母「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は21機であり、この内の14機程度が稼働状態に在ります。

この他、第279連隊は7機の練習機Su-25UTGを保有しています。
[艦上練習機Su-25UTGは寿命延長改修を行なった]
クリミア半島サキ飛行場の艦上機訓練施設「ニートカ」は、2014年春以降、ロシア海軍航空隊の手に戻っています。
[ロシア海軍航空隊の2つの「ニートカ」]


2014年9月初頭、第279連隊のSu-33は、クリミアの「ニートカ」へ戻ってきました。
[ロシア海軍艦上航空隊はクリミアのニートカへ戻ってきた]
2015年7月中旬から9月初頭にも第279連隊のSu-33とSu-25UTGは、クリミアの「ニートカ」で飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機航空連隊は訓練の為、クリミアのニートカへ進出した]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機航空連隊はクリミアのニートカで訓練を続ける]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機航空連隊はクリミアのニートカでの訓練を終えた]
一方、エイスクへ建設中の新ニートカでは、2015年末に創設された艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊の錬成訓練が進められています。

[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]
記事中で触れられていますが、第279連隊の母艦である重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、今年秋に地中海東部へ向かう予定です。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]
そして、今年(2016年)も第279連隊のSu-33とSu-25UTGは、クリミアの「ニートカ」へ進出しました。
[ロシア海軍はクリミアのニートカを2016年末までに復活させる]
Su-33は、順次寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
[ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った]
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]
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