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ロシア海軍カスピ小艦隊のロケット艦は演習で巡航ミサイル"カリブル"を発射した


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(カスピ小艦隊)広報サービス発表
2016年4月28日19時33分配信
【カスピ小艦隊の艦は海上でミサイル及び砲射撃を実行した】

本日(4月28日)、軍管区司令官アレクサンドル・ガルキン大将の統制下で行なわれた南方軍管区の軍を制御する指揮幕僚訓練において、カスピ小艦隊の艦艇連合部隊はミサイル複合体「カリブル」を使用した戦術演習を海上で実施した。

小艦隊の打撃艦グループは海上目標へのミサイル射撃を実行した。
全ては成功裏に撃破された。

実施された演習は、カスピ海における戦闘訓練活動の最終エピソードとなった。
4月24日から28日までカスピ小艦隊の艦艇部隊は冬期演習期間の最終査察の枠組みにおいて、海上での戦術演習を実施した。
カスピ海の海洋射爆場において、ロケット艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」、小型砲艦「ヴォルゴドンスク」、「マハチカラ」を含む20隻以上の戦闘艦、戦闘艇、支援船が指定任務の遂行へ関わった。

海上での実地活動への取り組み中に小艦隊の戦術艦艇グループは、対機雷、対空、対潜防衛、放射線及び化学兵器からの防護、更には艦のダメージコントロール演習を実施した。

全ての指定任務は、現実の戦闘に近い条件下で実行され、煙幕及び欺瞞目標が設置された。

初期段階で掃海艦は対機雷防衛演習を実施し、艦からの掃海網による海上機雷の掃海が行なわれた。

ロケット艦、砲艦、掃海艦の乗組員は、ミサイル、砲、機雷掃海兵装を使用した20以上の戦闘演習を実施した。

1000発以上の様々な弾薬が費やされた。
戦術演習中に南方軍管区第4航空・防空軍との協同活動へ取り組んだ。

海上での戦術練習は、カスピ小艦隊の艦艇部隊の冬期演習期間の戦闘訓練の最終段階となった。

海上での戦闘演習任務遂行の分析と評価は、艦が駐留地へ戻った後、技術的観察・管理手段により、カスピ小艦隊司令部が実施する。


カスピ小艦隊ロケット艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」の4隻は、2015年10月7日にシリア「イスラム国」拠点へ26基の有翼ミサイル「カリブル」(対地攻撃型)を発射しています。

[ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦はシリアへ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
[ロシア海軍は巡航ミサイルでシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点を攻撃した]
[ロシア連邦軍参謀本部作戦管理総局長はロシア海軍によるシリアのISIL(イラクとレバントのイスラム国)拠点攻撃について語った]

この4隻は、2015年11月20日にも、ISIL拠点へ18基の有翼ミサイル「カリブル」を発射しています。
[ロシア海軍カスピ小艦隊は再びシリアのISIL(シリアとレバントのイスラム国)拠点へ巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


2016年4月25日、この4隻と小型砲艦「ヴォルゴドンスク」「マハチカラ」など20隻以上の艦艇は演習の為に出航しました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊のロケット艦は演習で巡航ミサイル"カリブル"を発射する]


今回の演習では、有翼ミサイル「カリブル」の対艦型が発射されたようです。
(「カリブル」には対地型、対艦型、対潜型の3種類のミサイルが有る)
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
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