ロシア海軍の12隻の艦船が地中海東部に滞在している
- カテゴリ:地中海情勢(2015-2016年)

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年4月28日19時15分配信
【ロシア海軍の7隻の艦船が地中海で任務を遂行している】
地中海には、ロシア海軍の7隻の艦と、少なくとも5隻の支援船が同時に滞在している。
これは、メディアの報道とボスポラス海峡を通過する艦を追跡するトルコのポータルサイトの分析に基づき、『中央海軍ポータル』が収集したデータによるものである。
ロシア海軍地中海グループの主要打撃戦力はロケット巡洋艦「ワリャーグ」である。
同艦は2016年初頭にシリア沿岸で同型艦「モスクワ」と交代した。
3月には、黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」が合流した。
4月上旬、地中海で有翼ミサイル「カリブル」搭載艦のローテーションが行なわれ、グループには小型ロケット艦「セルプホフ」が補充された。
2月21日にボスポラス海峡を地中海側へ通過した黒海艦隊の偵察艦「プリアゾヴィエ」が海域(地中海)から撤収したという情報は未だ無い。
同時期、シリア沿岸へ海洋掃海艦「コヴロヴェツ」が向かった。
その任務は、機雷敷設に対処する為の海岸線のパトロールである。
2016年4月、黒海艦隊の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」と北方艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は再び地中海へ入った。
シリア沿岸への定期的な訪問は、共和国政府軍の為の兵器と物資の供給と関連している。
「シリア・エクスプレス」任務は、現在、ロシア海軍の支援船も遂行している。
2016年2月、海軍が取得した乾燥貨物船「ドヴィンツィア-50」、「カザン-60」、コンテナ船「アレクサンドル・トカチェンコ」がボスポラス海峡を地中海側へ通過した。
これらの船が海峡を逆方向へ通過したとは伝えられていない。
地中海エリアの戦闘艦の安全性と技術的条件は、2016年3月に到来した救助曳航船「プロフェッソル・ニコライ・ムールイ」と工作船「PM-138」により保障されている。
以前、メディアは、ロシア海軍総司令部が地中海グループの量の倍増を計画していると報じた。
この海域に常時滞在するロシア海軍の艦船は10隻から20隻までとなるべきである。
太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(2015年11月2日出航)は2016年1月初頭からシリア沖に滞在しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはシリア沖で戦闘任務に就いている]
黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は2016年3月上旬からシリア沖に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイは地中海へ向かった]
黒海艦隊の小型ロケット艦「セルプホフ」は2016年4月初頭からシリア沖に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦セルプホフは地中海へ入った]
黒海艦隊の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」と北方艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、2016年4月下旬にシリアへ向かいました。
輸送船「ドヴィンツィア-50」は4月初頭、輸送船「カザン-60」は2月下旬、コンテナ船「アレクサンドル・トカチェンコ」は2月末にシリアへ向かいましたが、未だ黒海へ戻っていません。
黒海艦隊の偵察艦「プリアゾヴィエ」は2016年2月下旬に地中海へ入っています。
黒海艦隊の海洋掃海艦「コヴロヴェツ」は2月中旬からシリア沖に滞在しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の掃海艦はシリア沖で活動する]
黒海艦隊の救助曳航船「プロフェッソル・ニコライ・ムールイ」は2016年3月初頭からシリア沖に滞在しています。
黒海艦隊の工作船PM-138は2016年3月初頭からシリアのタルトゥースに駐留しています。
[シリアのタルトゥース港に駐留するロシア海軍工作船は交代する]
- 関連記事
スポンサーサイト