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『シリア・エクスプレス』のロシア海軍大型揚陸艦2隻はシリアへ向かった

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『インタファクス』より
2016年5月11日12時7分配信
【シリア向けの貨物を積んだ2隻のロシア揚陸艦はボスポラス海峡を通過した】
モスクワ、5月11日、インタファクス・ロシア

貨物を積んでシリアへ向かうロシア海軍大型揚陸艦「ミンスク」「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、水曜日に黒海海峡を通過した。
ボスポラス海峡の通過を観察、撮影している当地の情報ポータルサイトは伝えた。

イスタンブールのサイトは、バルト艦隊大型揚陸艦「ミンスク」北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」ノヴォロシースクから出航し、地中海ロシア海軍物資-技術供給所が置かれているシリアタルトゥース港へ貨物を運んでいる事を確信している。

彼等のデータによると、「ミンスク」は今年7度目のシリアへの航海となり、「アレクサンドル・オトラコフスキー」は6回目である。

外国のメディアは、ロシア海軍揚陸艦及び補助船の行動を「シリア・エクスプレス」と呼んでいる。
その目的は、「イスラム国」(ロシア連邦では非合法のテロリスト組織)を含むイスラム主義勢力との戦闘を主導するラタキアロシア航空グループ及びシリア政府軍の為の弾薬の輸送である。


北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航し、12月上旬に地中海東部へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船部隊は北東大西洋へ向かった]

以後、約1年半に渡り地中海東部黒海沿岸を往復し、シリアへの物資輸送任務に就いています。
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バルト艦隊大型揚陸艦「ミンスク」は2015年11月後半にバルチースクを出航し、12月中旬からシリアへの輸送任務に就いています。
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5月11日、この2隻は揃ってボスポラス海峡を南下し、地中海へ入りました。


現在、地中海東部には少なくとも13隻のロシア海軍艦船が展開しています。

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(太平洋艦隊、地中海作戦連合部隊旗艦)
警備艦「スメトリーヴイ」(黒海艦隊)
警備艦「ラードヌイ」(黒海艦隊)
小型ロケット艦「セルプホフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「サラトフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「ミンスク」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(北方艦隊)
軍用輸送船「ドヴィンツィヤ-50」(黒海艦隊)
海洋掃海艦「コヴロヴェツ」(黒海艦隊)
救助曳船「プロフェッソル・ニコライ・ムールイ」(黒海艦隊)
サルベージ船KIL-158(黒海艦隊)
中型偵察艦SSV-201「プリアゾヴィエ」(黒海艦隊)
工作船PM-138(黒海艦隊)
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