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モスクワ熱技術研究所はロシア海軍の為の新型SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を開発する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年5月13日16時32分配信
【モスクワ熱技術研究所は原子力潜水艦の為の弾道ミサイルを作成する】
モスクワ、5月13日-ロシア通信社ノーボスチ

『モスクワ熱技術研究所』は、次世代戦略原子力潜水艦の為の海洋配置弾道ミサイルの作成を始める。
『モスクワ熱技術研究所』設計主任ユーリー・ソロモノフは述べた。
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「1週間~2週間後、我々の主導下で、研究所の業務の為の非常に重要な会議が開催されます-新世代のロケット水中巡洋艦に関する更なる近代化、そして、この分野での開発作業の」
ソロモノフ
は金曜日にモスクワでの報告演説で話した。

国防相セルゲイ・ショイグが研究所創設70周年に寄せたメッセージで指摘したように、『モスクワ熱技術研究所』は、根本的に新たな用途の開発を提供してきた-移動式地上ミサイル複合体「トーポリ」、「ヤルス」型など。
「これらは、同様のシステムの中でも並ぶものが無い戦術・技術的特性を有しております」

『モスクワ熱技術研究所』は、「ボレイ」型潜水艦が装備する弾道ミサイル「ブラヴァー」の主開発者である。
それは、地上及び海洋配置の固体燃料大陸間弾道ミサイルを用いる戦略用途ミサイル複合体を開発しているロシアで唯一の企業である。


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『モスクワ熱技術研究所』は、ロシア戦略用途ロケット軍の為の大陸間弾道ミサイル「トーポリ-M」、「ヤルス」、更には新型の「ルベーシュ」(以前には「アヴァンガールド」と呼ばれていた)を開発しています。

ロシア海軍向けには、新世代戦略用途水中巡洋艦「ボレイ」級の為の潜水艦発射弾道ミサイル「ブラヴァー」を開発しています。
[ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)ブラヴァーは改良される]

『モスクワ熱技術研究所』は、現在、「ブラヴァー」の改良(更なる近代化)に取り組んでいますが、この他に、新たな潜水艦発射弾道ミサイルの開発にも着手するようです。


現在、ロシア海軍第5世代多用途原子力潜水艦「ハスキー」級の開発が進められていますが、最近では、戦略原潜の役目も兼ね備える(おそらくはモジュール方式により弾道ミサイル原潜へ変身する)方向へと進んでいます。
[ロシア海軍第5世代原潜ハスキー級は多用途原潜と戦略原潜を統合する?]

この第5世代原潜の為の弾道ミサイル『モスクワ熱技術研究所』が開発する事になるようです。
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