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ロシア海軍の為のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミは2016年7月29日に起工される


『タス通信』より
2016年5月17日13時31分配信
【原子力潜水艦「ペルミ」は7月29日にセヴェロドヴィンスクで起工される】
モスクワ、5月17日/タス通信

第6の「ヤーセン」型多目的原子力潜水艦は、7月29日にセヴェロドヴィンスクで起工され、「ペルミ」と命名される。
火曜日に『統合造船業営団』は報道陣へ伝えた。

「ペルミの起工は、海軍の日(註:今年は7月31日)の前の2016年7月29日に予定されております」
『統合造船業営団』
の代理人は話した。

彼は、全ての原子力潜水艦の納入と起工は「国防省及び海軍と合意した時期を遵守して」実行される事を強調した。

以前、『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、第6の「ヤーセン」海軍の日に起工されると述べている。

現在、ロシア海軍に在籍する「ヤーセン」は、1993年に起工された「セヴェロドヴィンスク」1隻のみである。
2016年春に潜水艦は試験運用を完了した。
既に改良されたプロジェクト885Mシリーズが建造されている。


[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、これまでに5隻がセヴェロドヴィンスク市「セヴマシュ」で起工され、このうち1隻が就役済みです。

1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
就役後も各種試験と慣熟訓練に従事していましたが、2016年3月までに終了しました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクは戦闘演習の為に出航する]
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍最新鋭原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクはバレンツ海から巡航ミサイル"カリブル"を発射した]


2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工されました。
[改ヤーセン級多用途原潜カザンのロシア海軍への引き渡しは2017年に予定されている]

3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工されました。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]

4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]

5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]


2016年4月初頭、「ロシア防衛産業企業体の(匿名の)情報提供者」は、「ペルミ」と命名される「ヤーセン」級6番艦は2016年7月末に起工されると『インタファクス』へ伝えました。
[ロシア海軍の為のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミは2016年7月末に起工される?]


そして今回、ロシア造船業界の総元締である『統合造船業営団』は、「ヤーセン」原子力水中巡洋艦6番艦(改「ヤーセン」級としては5隻目)「ペルミ」は2016年7月29日の起工が予定されていると発表しました。


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先代の「ペルミ」プロジェクト671RTMK(NATOコード名「ヴィクターIII」)巡洋潜水艦K-292として1987年12月5日に就役し、1992年7月3日からは原子力大型潜水艦B-292と改称され、2002年に「ペルミ」と命名されました。
しかし、2005年頃には除籍され、2007年~2008年に解体されました。
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