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大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフ及びカリーニングラードはシリアへ向かっていない

先週末から続いているロシア海軍大型揚陸艦を巡る「馬鹿騒ぎ」ですが、まだ収まりそうにありません。

[大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフは地中海へ向かっていない]
[大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフは出動態勢にない]
[大型揚陸艦ニコライ・フィリチェンコフはシリアへ向かっていない]
[ロシア黒海艦隊艦艇はシリアへの航海を準備する]

今度は、イランのメディアと、そしてドバイの放送局『アル-アラビーヤ』などが壮大な「茶番」ニュースを流し、更には、黒海艦隊のみならず、バルト艦隊の大型揚陸艦の名前まで出てくる有様です。


『ロシア通信社ノーボスチ』より。
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2012年6月20日11時18分配信
【ロシア連邦黒海艦隊の艦は基地へ戻り、シリアへの航海は計画されていない-士官】
セヴァストーポリ/モスクワ、6月20日-ロシア通信社ノーボスチ

水曜日、大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」は、艦隊の戦闘訓練射爆場における戦闘訓練任務を終え、ロシア黒海艦隊の主要基地セヴァストーポリへ戻った。

「シリアへの遠距離航海計画は指示されていません」
黒海艦隊揚陸艦部隊の士官は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。

ロシア通信社ノーボスチの特派員は、「ツェーザリ・クニコフ」セヴァストーポリ中央岸壁に係留されている事を個人的に確認した。

以前、複数の西側(欧米)及びロシアのメディアは、黒海艦隊大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」及び「ニコライ・フィリチェンコフ」が、タルトゥース港のロシア基地の安全を保障する為、軍事貨物と海軍歩兵支隊を乗せてシリア沿岸への遠距離航海の準備を完了したと報じた。
しかし、前夜に黒海艦隊揚陸艦部隊の士官の一人がロシア通信社ノーボスチに伝えた所によると、火曜日にロシア黒海艦隊の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」セヴァストーポリから出港したのは、地中海ではなく、艦隊の戦闘訓練射爆場の一つへ進路を取った為である。

代理人によると、「ツェーザリ・クニコフ」は、フィールド測定後に基地へ戻り、「ニコライ・フィリチェンコフ」は6月20日にノヴォロシースクへ出航し、6月25日にセヴァストーポリへ帰港する予定である。
彼は、艦が燃料及び食糧を補充していない事を指摘した。

最近、黒海艦隊の情報提供者はロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」がシリアのタルトゥース港へ派遣されたというメディアの報道を否定した。
メディア(アメリカのテレビ局CNNを含む)は、アメリカ国防総省(ペンタゴン)の情報提供者の話を引用して伝えた。

シリアでは、一年以上前から反政府活動が続いており、国家治安機関との武力闘争へと拡大している。
新たな武力闘争事件及び犠牲者に関する報道は、国際連合特使コフィ・アナンの計画に従って同国の休戦が宣言され、国際連合オブザーバーが監視しているという事実にも関わらず、4月中旬から途絶える事は無い。

国際連合の統計によると、シリア紛争の犠牲者総数は12000名を超え、23万名の難民が出ており、約100万人が人道援助を必要としている。
シリア当局は、反政府武装勢力との衝突により、2500人以上の軍人とシリア治安機関職員が死亡し、武装勢力による民間人の死者は3200名を超えたと主張している。


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2012年6月19日18時15分配信
【ロシア連邦国防省:シリアでの演習は計画されていない】
モスクワ、6月19日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防省は、バルト艦隊大型揚陸艦「カリーニングラード」が地中海のシリアのタルトゥース港を訪問し、今後、シリア領土内で軍事演習を実施するという複数のメディアの報道を否定する。

「これらの報道の中で、本当に正確な箇所は、大型揚陸艦カリーニングラードがバルト艦隊所属であるという一点のみであります」
ロシア連邦国防省の公式代理人は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。

「現在、大型揚陸艦カリーニングラードは、キールウィークに参加し、その後、母基地へ戻ります。
遠距離航海への参加は計画されていません」

代理人は述べた。

「キールウィーク」は、毎年6月の最終週に開催されている。
そのメインイベントはボートレースであり、 毎年、約2000隻のボートと約3万人の観光客が

ロシアも参加し、シリア領土で大規模国際演習が計画されているというメディアの報道への指摘において、国防省の代理人は述べた。
「先週から、複数のメディアにより、様々な情報源及び衛星情報を参照したと称される偽情報の報道が増加し、シリア情勢は更に悪化の方向へ向かっていると言われていますが、それは現実に対応しておりません」

以前、イランのメディアと、更にアラブのテレビ放送局は、今後数週間以内に、シリア領内の海域において演習が実施されると報じた。
更に、エジプトはスエズ運河を12隻の中国艦船が通航する事を許可したとも報じられた。
シリア大統領の政治・情報顧問ブセイナ・シャッバンは、今後数週間以内にシリア領土においてロシア、中国、イラン、シリアが参加する軍事演習が計画されているという外国メディアの情報は事実ではない事を表明した。


記事中で触れられていますが、今度は、イランのメディアと、ドバイの国際ニュース衛星放送局『アル-アラビーヤ』などが、今後数週間以内にシリア領内の海域でロシア、中国、イラン、そしてシリアも参加する大規模な軍事演習が実施されるなどという壮大な「茶番」ニュースを流しました。
『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【メディア:ロシア、中国、イランはシリアで軍事演習を行なう】

この記事によると、演習参加兵力は以下の通りです。
・約90000名の陸上部隊が参加
・約400機の航空機が参加
・約1000両の戦車が参加
・ロシア海軍からは、潜水艦、駆逐艦、航空母艦が演習に参加

専門家は「馬鹿げた無意味な情報であり、分析する価値は無い」と一刀両断に切り捨てています。


日本では、毎日新聞が、この茶番ニュースに飛びつきました。
2012年06月20日20時05分
【シリア:イラン露中と領内で合同軍事演習か】

…毎日新聞は馬鹿なの?情弱なの?
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そもそも、ロシア海軍「航空母艦」アドミラル・クズネツォフは、インド空母ヴィクラマーディティヤの航海試験に乗員を参加させているので、作戦行動を取れる状態に有りません。
ましてや、シリアへ行くなど、夢のまた夢でしかありません。

というか、ここまで来ると、もはや誇大妄想以外の何物でもないでしょう。
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