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ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプター"ミノーガ"の為の新たな通信システムが開発される

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『タス通信』より
2016年5月19日12時26分配信
【『統合機器製造営団』は海軍航空隊将来ヘリコプター「ミノーガ」の為の通信複合体を作成する】
モスクワ、5月19日/タス通信

ニジニ・ノヴゴロド科学製造事業『ポリョート』(『統合機器製造営団』へ加入)の専門技術者は海軍航空隊将来ヘリコプター「ミノーガ」の為の通信複合体を作成する。

木曜日にタス通信営団の代理人より伝えられた。

「海軍航空隊のヘリコプター"ミノーガ"の為に将来通信複合体が作成されます。
それは、全ての飛行段階及び全種類の戦闘活動における情報伝達の新たなレベルの効果的実効性を保障します」

対談者は話した。

彼によると、これは全く新しいデジタル機器であり、自動化された部隊及び戦闘制御システムとヘリコプターの完全なる統合を提供する。

「この"賢い金属製品"はリプログラミング・プラットフォームであり、人間が機能確認テストへ参加する事無く最適な通信モードを設定し、音声のみならず映像、電波位置特定ステーション(レーダー)及び航法データの伝達を保障します」
防衛産業企業体
の代理人は説明した。

彼は更に、情報保護手段の妨害へ対処する新たな方法として、広域無線チャンネルが複合使用されると話した。

以前にタス通信防衛産業企業体の情報提供者より伝えられたように、海軍航空隊将来ヘリコプター「ミノーガ」は、多目的の(ヘリコプター)Ka-27を代替する為に開発されている。
彼によると、現在、プロジェクトは技術的設計段階に在り、ヘリコプターの全体的なレイアウト、様々なユニットや機構へ取り組んでいる
次に、タス通信防衛産業企業体の他の対談者は、ヘリコプター「ミノーガ」のサイズと離陸重量は、Ka-27よりも小さくなる事を指摘した。

ロシア海軍海洋航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は、「カモフ」社が2020年までにロシア海軍航空隊の為の「根本的に新しいヘリコプター」を作成するとタス通信へ伝えた。
ホールディングス『ロシアン・ヘリコプターズ』総取締役代理は、最近の記者会見で、ロシア連邦海軍の為の新世代の機体に関する積極的な作業が進められている事を確認した。


ロシア(ソ連)ヘリコプターメーカーである「カモフ」は、ソ連/ロシア海軍の一連の艦載ヘリコプターを開発しましたが、艦の格納庫などの制限により、寸法を大幅に変える事は有りませんでした。

Ka-25(1961年7月20日初飛行、1971年12月軍備採用)
メインローター直径:15.74m
全長:9.75m
全幅:3.76m
全高:5.37m
通常離陸重量:6970kg
最大離陸重量:7140kg

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Ka-27(1973年12月24日初飛行、1981年軍備採用)
メインローター直径:15.90m
全長:12.25m
全幅:3.80m
全高:5.40m
通常離陸重量:10700kg
最大離陸重量:12000kg

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そして1990年代には、Ka-27シリーズの後継として新型艦載ヘリコプターKa-40(通常離陸重量12000-13000kg、最大離陸重量14000-15000kg)が計画されましたが、資金不足により開発は中止されました。
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現在は、ロシア海軍主力艦載ヘリコプターKa-27の近代化改修が進められています。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

しかし、Ka-27を未来永劫に渡り使用し続ける事は出来ないので、「カモフ」による新たな艦上ヘリコプターが開発されることになりました。
[ロシア海軍の為の将来多目的艦上ヘリコプターが開発される]
[ロシア海軍航空隊の為の新世代艦上ヘリコプターは2020年までに作成される]
[Ka-27の後継となるロシア海軍の新世代艦載ヘリコプターが開発される]

将来艦上ヘリコプター「ミノーガ」(ヤツメウナギ)と命名されており、Ka-27よりも幾分小さくなるようです。
[ロシア海軍航空隊将来艦上ヘリコプターはミノーガと命名された]
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