ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年5月25日16時36分配信
【新たな掃海艦「ゲオルギー・クルバトフ」の複合材料船体が準備される】
ネヴァ川中部造船工場(統合造船業営団)では、ロシア連邦海軍の為の対機雷防衛艦「ゲオルギー・クルバトフ」の船体の形成された型からの抜き取りが始まった。
型からの船体の抜き取りの後、恒温化作業が実施され、その後、塗装が始まる。
同時に、様々なシステムや機械の設置作業が継続される。
「ゲオルギー・クルバトフ」は、プロジェクト12700の最初の生産艦であり、2014年にロシア連邦国防省との建造契約へ署名された。
(トップ艦「アレクサンドル・オブホフ」は、現時点で試験を行なっている)
「ゲオルギー・クルバトフ」の起工式典は2015年4月24日に開催された。
同社広報サービスが伝えたように、進水は2016年夏に予定されている。
艦は中央海洋設計局『アルマーズ』により開発され、新世代掃海艦を代表するものとなる。
同プロジェクトでは、最新の高性能水中音響ステーション(ソナー)を用いた対機雷回路の形成が提供され、艦自体には遠隔操作・自動水中装置が配置される。
それと同時に、艦は伝統的な掃海兵装を使用できる。
プロジェクト12700艦の排水量は890トン、全長61メートル、幅10メートル、満載排水量における速力16.5ノット、乗組員44名。
ロシア海軍の新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。


プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日にサンクトペテルブルクの「ネヴァ川中部造船工場」で起工され、2014年6月27日に進水しました。
[ロシア海軍の新世代掃海艦アレクサンドル・オブホフは進水した]
2015年12月25日から航行試験が開始され、現在の所は2016年6月末までにロシア海軍へ引き渡される予定となっています。

[新世代掃海艦アレクサンドル・オブホフは2016年6月にロシア海軍へ引き渡される]
プロジェクト12700の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]
起工から1年以上経った2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成はほぼ完了し、型からの抜き取りが始まりました。
「ゲオルギー・クルバトフ」は今年夏に進水する予定です。
既に計4隻のプロジェクト12700掃海艦の建造契約が締結されており、2016-2018年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ロシア海軍は2015-2018年に4隻の新世代掃海艦プロジェクト12700を受領する]
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