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ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは進水した


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年5月27日19時15分配信
【シュリッセリブルクで(ロシア)海軍の給油船「アカデミック・パシン」が進水した】

『ネフスキー造船・修理工場』で中型海洋給油船「アカデミック・パシン」が進水した。
ロシア海軍へ引き渡された後、同船は北方艦隊へ向かう。


進水式典は、報道陣が招待される事無く5月26日・木曜日に同社で開催された。
詳細は明らかにされていないが、『中央海軍ポータル』(フロートコム)防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。
この情報は、同船プロジェクトの開発に参加した海洋機械設計局により確認された。

2016年3月、給油船『ネフスキー造船・修理工場』の(屋内)造船台から露天船台へ出渠した。
ロシア連邦国防相代理ドミトリー・ブルガコフが表明したように、同船の進水は4月に実施されなければならなかったが、その後、期日は数度に渡り延期された。

プロジェクト23130給油船のトップ「アカデミック・パシン」の3月における工事進捗度は65パーセントと推定されていた。
ネット上に公表された同船の進水の写真から判断すると、シュリッセリブルク造船所は未だ給油船の上部構造物の建設中である。
「アカデミック・パシン」海軍への引き渡し式典は2016年末~2017年初頭に予定されている。

給油船は2014年4月に海軍総司令官ヴィクトール・チルコフの出席の下で起工された。
「アカデミック・パシン」の建造費用は、ほぼ300万ルーブルに達した。
この発注の入札には『ネフスキー造船・修理工場』の他に『アドミラルティ造船所』も参加していたが、シュリッセリブルク造船所が提示した価格の方が低かった。

プロジェクト23130中型海洋給油船は、戦闘艦の為の燃料及び航空燃料、食料品の移送の為に意図されている。
航海距離は9000海里であり、その主な任務の1つは航空艦への随伴支援と言われている。


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『ネフスキー造船・修理工場』公式サイトより
【中型給油船プロジェクト23130】

プロジェクト23130中型給油船の1番船「アカデミック・パシン」は、2014年4月26日にサンクトペテルブルク近郊のシュリッセリブルク市に在るネフスキー造船・修理工場で起工されました。
[ロシア海軍の為の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは起工された]

「アカデミック・パシン」の進水は2016年4月に予定されていたのですが、延期されました。
[ロシア海軍の新型給油船(補給艦)アカデミック・パシンは2016年4月に進水する]

そして今回の記事の通り、2016年5月26日に進水しました。
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ロシア海軍への「アカデミック・パシン」の引き渡しは2016年末~2017年初頭に予定されており、就役後は北方艦隊へ配備されます。


準同型船のプロジェクト23131汎用海洋給油船は、クリミア半島ケルチ市ザリフ造船所で2014年12月26日に2隻が同時起工されています。
[クリミア半島のケルチ造船所でロシア海軍の為の新たな給油船2隻が起工された]
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