ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの近代化改装の為の契約は未だ締結されていない

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『タス通信』より
2016年6月3日12時26分配信
【巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の近代化の為の契約は未だ締結されていない】
アスタナ、6月3日/タス通信

ロシア連邦国防省『統合造船業営団』は、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の近代化の為の契約へ未だ署名していない。
『タス通信』展示会『KADEX-2016』会場で『統合造船業営団』軍事造船担当副総裁イーゴリ・ポノマリョフより伝えられた。

「いいえ、私共は、国防省の任務を遂行する為の同艦の出航準備及びメンテナンス契約下の作業を実行しております」
彼は、「クズネツォフ」の近代化の為の契約に関する質問に答え、こう話した。

また、『統合造船業営団』航空巡洋艦の近代化の為の技術的課題を未だ受け取っていない事をポノマリョフは明らかにした。
「それを受け取った後でのみ、作業は開始されます」
対談者は話した。

メンテナンス契約下の作業は殆ど完了しており、艦は出航準備が出来ている事をポノマリョフは指摘した。
以前、防衛産業企業体の情報提供者は、「クズネツォフ」が6月20日以降に出航すると『タス通信』へ伝えた。
ロシア連邦国防省のトップ、セルゲイ・ショイグは、同艦の更新された航空グループの試験は7月1日以降に開始しなければならないと述べた。

他の「防衛産業」の情報提供者は、数十億ルーブルの費用の「クズネツォフ」の近代化の為の契約は6月の署名が予定されていると『タス通信』へ伝えた。
彼によると、作業自体は、今秋には向かう事が出来る地中海への巡洋艦の遠距離航海から戻った後、2017年の第1クオーター(1月-3月)に開始される。


[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの経歴(ロシア国防省公式サイト)]
[空母アドミラル・クズネツォフ艦長セルゲイ・アルタモノフ]

ニコラエフ(ウクライナ)黒海造船工場で1982年9月1日に起工され、1985年12月4日に進水し、1991年1月20日に当時のソ連海軍へ就役した重航空巡洋艦「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・クズネツォフ」は、同年12月末に黒海から北方艦隊基地へ回航され、以後、同艦隊で運用されています。

「アドミラル・クズネツォフ」は、これまでに7回の遠距離航海を実施しており、最近では、2013年12月17日から2014年5月18日までの5ヶ月間に渡る大西洋・地中海遠征を実施しています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第5次地中海遠征(2013年12月-)]

2015年5月-8月には、ロスリャコヴォ大型浮きドックPD-50へ入渠し、普段は海水に浸かっている艦底部分(吃水線から下の部分)の修復作業が行なわれました。
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[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフは浮きドックを出る]

2015年10月-11月にはバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは抜錨した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で訓練を続ける]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフは海上目標へ艦対空ミサイルを発射した]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフはバレンツ海で防空演習を始めた]

現在はムルマンスク市北方の第35艦船修理工場でメンテナンス(技術的準備状態の回復)中です。
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[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは就役25周年を祝った]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機部隊である第279独立艦上戦闘機航空連隊(艦上戦闘機Su-33)は、2016年4月末からクリミア半島サキ飛行場に在る艦上戦闘機発着訓練施設(旧ニートカ)で訓練を行なっています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機部隊はクリミア半島のニートカで発着艦訓練を行なう]

「アドミラル・クズネツォフ」の搭載機の近代化は進められており、以前からの艦上戦闘機Su-33(寿命延長改修済み)に加え、新たに発注された艦上戦闘機MiG-29K/KUBは2015年末までに契約分全機(24機)が納入されています。
(2013年末に4機、2014年末に10機、2015年末に10機納入)
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフは新型艦上機により近代化される]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBは契約分全機(24機)の納入を完了した]

艦上戦闘機MiG-29K/KUBを装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊は2015年末に創設され、現在はクラスノダール地方エイスクに在る艦上戦闘機発着訓練施設(新ニートカ)で錬成訓練を行なっています。
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[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

「アドミラル・クズネツォフ」は6月下旬には完了し、その後、艦の点検のためにバレンツ海へ出航し、それが終わった後に新たな艦載機の発着試験も行われます。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年6月下旬にバレンツ海へ出航する]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの新たな航空群の試験は2016年7月に始まる]

「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋に地中海東部への遠征が計画されています。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月以降に地中海東部へ行く]


地中海遠征から戻った後、「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装が始まります。
[ロシア海軍唯一の空母アドミラル・クズネツォフの近代化改装は2017年初頭から始まる]

「アドミラル・クズネツォフ」の近代化改装の為の契約は6月に署名されると伝えられていたので、今回、『タス通信』は、6月2日からカザフスタン共和国で開催されている航空宇宙技術展示会『KADEX-2016』会場で『統合造船業営団』軍事造船担当副総裁イーゴリ・ポノマリョフへ、この点(現時点で契約は締結されているのか?)について質問した所、「Нет」(いいえ)との答えが返ってきました。
(無論、今月末までに締結される可能性を否定するものではありませんが)

ただ、「アドミラル・クズネツォフ」のメンテナンスは殆ど完了し、出航準備が出来ているとは述べています。
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