ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)の旧日本軍地下施設を調査する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年6月4日8時26分配信
【(ロシア)国防省とロシア地理学協会の学術探検においてマトゥア島の土木工事が行なわれる】
モスクワ、6月4日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦国防省ロシア地理学協会の学術探検の参加者は、クリル諸島マトゥア島の要塞建造物の調査の為の土木工事を開始した。
東方軍管区広報サービス部長アレクサンドル・ゴルデーエフは報道機関へ伝えた。

「サリチェフ火山の麓の小山の斜面で、撤去された倉庫から回廊(要塞や拠点の強化エリア、要塞の建物間を繋ぐための地下回廊)が見つかりました。
5つの探索グループは、ブルドーザー、パワーショベル、他の特殊車両を使用した掘削作業を行なっています」
ゴルデーエフ
は話した。

彼によると、各作業の開始前に大気のサンプルが採取され、有害物質の存在に関する分析が行なわれた。
また、参加者は揚陸艦を接岸させる為のドヴォイナヤ湾海岸での準備作業を続けている。
ゴルデーエフは更に、現在、島には既に移動式飛行場複合体と排水システムが展開し、あらゆるタイプのヘリコプターの着陸の準備が完了している事を想い起した。
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国防省、ロシア地理学協会、東方軍管区と太平洋艦隊の200名と6隻の艦船は5月7日にウラジオストクを出航し、5月14日にマトゥア島へ到着した。


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現在、クリル諸島(日本側呼称・千島列島)には、ロシア海軍沿岸ミサイル部隊は駐留していますがロシア海軍「軍港」は存在せず、艦船も駐留していません。

クリル諸島に駐留するロシア海軍沿岸ミサイル部隊は、2016年中には新たな地対艦ミサイルを受け取ります。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島に新たな地対艦ミサイルを配備する]

2016年3月下旬、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、クリル諸島ロシア海軍「軍港」が造られる可能性に初めて言及し、クリル諸島へ太平洋艦隊の調査部隊を派遣すると述べました。
[クリル諸島にロシア海軍太平洋艦隊の基地が建設されるかもしれない]



2016年5月7日、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」サルベージ船KIL-168など6隻で構成され、太平洋艦隊副司令官アレクサンドル・リャブヒン中将が指揮する調査部隊ウラジオストクを出航し、5月14日にクリル諸島中部のマトゥア島へ到着しました。
以後、現在までマトゥア島太平洋艦隊の基地を建設する可能性についての調査が行なわれています。
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[クリル諸島のマトゥア島にロシア海軍太平洋艦隊の基地が建設される?]

マトゥア島には太平洋戦争中に旧日本海軍が建設した飛行場跡(3本の滑走路)が残されており、その復旧の可能性についても調査が進められています。
[クリル諸島のマトゥア島でロシア海軍太平洋艦隊の基地建設の為の調査が進められている]


5月末からはヘリコプター発着の為のマトゥア島飛行場の復旧作業が始まりました。
この他、大型揚陸艦が海岸へ貨物を荷揚する為の海岸の整備も行われています。
[ロシア海軍太平洋艦隊はクリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)の旧日本軍飛行場を再建する]

更には、旧日本軍の地下施設の本格的な調査(重機による掘削)も始まっています。
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