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ロシア海軍の高射ミサイル複合体ギブカはアップグレードされる

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年6月4日21時43分配信
【高射ミサイル複合体「ギブカ」は(ロシア)海軍の要求に沿って近代化される】
モスクワ、6月4日-ロシア通信社ノーボスチ

艦上配置高射ミサイル複合体「ギブカ」は、(ロシア)海軍の要求に沿って近代化される。
土曜日、『ラテープ』社(コンツェルン『アルマーズ・アンテイ』へ加入)総取締役マラート・イズグトジノフは発表した。

現在、高射ミサイル複合体「ギブカ」は、2015年10月にカスピ海から有翼ミサイル「カリブル」シリアの過激派を攻撃したプロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦へ配置されている。

「伝統的な我々のテーマ~海洋配置複合体~についてですが、私共の主な方向性は、我々の高射ミサイル複合体ギブカの近代化になります」
イズグトジノフ
ラジオ局『ロシアニュース』の生放送で、こう話した。

彼は、「ギブカ」の近代化が海軍からの方策の指導下で行なわれていると付け加えた。

『ラテープ』は、艦載高射ミサイルの管理システム及び砲複合体を製造するロシア企業である。


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ロシア海軍高射ミサイル複合体「ギブカ」は、持ち運び式高射ミサイル複合体「イグラ」(SA-18「グロース」)の艦載ヴァージョンであり、2006年に軍備採用されました。

「ギブカ」は、プロジェクト21630「ブヤン」小型砲艦(3隻就役)と、その発展型であるプロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦(5隻就役、4隻建造中)に搭載されています。
[「アストラハン」就航]
[アストラハン型砲艦「ヴォルゴドンスク」就役]
[小型砲艦マハチカラ就役]

[新世代小型ロケット艦「ブヤン-M」]

この他、プロジェクト1155大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」の近代化改装の際にも搭載されました。
[大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」近況]


その「ギブカ」も軍備採用から10年が経過しており、改良型が開発されることになりました。

改良の具体的な内容は明らかにされていませんが、或いは、ロシアの最新の持ち運び式高射ミサイル複合体「ヴェルバ」(「イグラ」系列の発展型)が装備されるのでしょうか・・・?
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