近代化されるロシア海軍のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2016年夏-初秋に航行試験を始める

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年6月7日16時38分配信
【修復された「マルシャル・ウスチーノフ」は2016年第3クオーター(7月~9月)に海へ出る】

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で大規模修理を行なっているロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、2016年第3クオーター(7月~9月)には航行試験の為に出航する。
『海軍産業』(フロートプロム)特派員はセヴェロドヴィンスク企業の広報サービスより伝えられた。


「システム及び機構の係留試験が実施されています。
乗組員は既に艦内へ居住しています。
工場航行試験の為の出航予定時期は2016年第3クオーター(7月~9月)です。
納入予定時期は、(今年の)12月です」
『ズヴェズドーチカ』
は話した。

セヴェロドヴィンスク造船所は、2011年に巡洋艦を修理と近代化の為に受け入れた。
2012年10月、「マルシャル・ウスチーノフ」『ズヴェズドーチカ』のドック室へ移され、固定船台基盤へ設置された。
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この期間中に、艦の排水システム、ビルジポンプ、消防システム、推進軸、スクリュー、スタビライザー、他のシステム及び機構の作業が実施された。
巡洋艦の船体は修復され、塗装された。
2013年、「マルシャル・ウスチーノフ」はドックから出て進水し、艤装及び近代化作業を継続する為、岸壁へ配置された。

近代化の過程において、ガスタービン発電機の1基と淡水化装置などの交換される機器の一部は、工場への供給が遅延した。
また、問題点洗い出しの結果に基づいて造船所が行なった作業量は、見積もりを大幅に超えた為、「マルシャル・ウスチーノフ」の艦上システムの係留試験は昨年12月にようやく始まった。
更新された巡洋艦海軍への復帰は2016年末に予定されている。

「マルシャル・ウスチーノフ」は、ロシア海軍に在籍するプロジェクト1164「アトラント」ロケット巡洋艦3隻のうちの1隻である。
艦の主兵装は、距離550kmの海上目標を攻撃できる有翼ミサイル「バザーリト」である。


北方艦隊プロジェクト1164「アトラント」(「スラヴァ」級)ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)は、2011年6月、オーバーホールの為にセヴェロドヴィンスク市「ズヴェズドーチカ」工場へ到着しました。
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2011年6月30日14時25分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は修理と近代化の為にセヴェロドヴィンスクへ到着した】

2012年10月末、ドックへ入渠しました。
[スラヴァ型ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはドック入りした]


2013年6月20日、進水式典が行なわれました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは進水する]


その後、レーダーなどを換装する近代化改装工事が始まりました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装される]

既に「マルシャル・ウスチーノフ」には、MR-600「ヴォスホード」に代わり、大型3次元レーダーMR-650「ポドベレゾヴィク」が装備されています。
[大型3次元レーダー「ポドベレゾヴィク」]

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年3月18日16時51分配信
【「マルシャル・ウスチーノフ」は近代化されたレーダーを受け取った 】
「ポドベレゾヴィク」の他に、艦橋頭頂部のレーダー「フレガート-M2M」に換装されました。

「マルシャル・ウスチーノフ」は、2015年末までにロシア海軍へ復帰する予定でした。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2015年末にロシア海軍へ復帰する]
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2015年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する]

しかし、「新たなミサイル複合体」が搭載される事になった為も有り、2016年に延ばされました。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは新型ミサイル兵装を受け取り、2016年に復帰する]

2015年12月初頭、「ズヴェズドーチカ」岸壁での係留試験が開始されました。
[近代化改装中のロシア海軍ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは係留試験を開始した]
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「マルシャル・ウスチーノフ」は、2016年第3クオーター(7月~9月)に航行試験を開始し、今年12月末までにロシア海軍へ復帰します。


「マルシャル・ウスチーノフ」以外のプロジェクト1164ロケット巡洋艦も、今後の近代化改装が予定されています。
[ロシア海軍の現用ロケット巡洋艦(プロジェクト1164及びプロジェクト1144)は近代化される]

太平洋艦隊旗艦親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2020年までに近代化改装が実施されます。
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[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは2020年までに近代化改装を行なう]

黒海艦隊旗艦親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」の近代化改装実施時期は今のところ明確にされていませんが、現在、同艦はセヴァストーポリの浮きドックへ入渠しています。
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