ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した



『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年6月9日12時48分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は駐留所セヴァストーポリへ到着した】
モスクワ、6月9日-ロシア通信社ノーボスチ

最新フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、常時駐留所セヴァストーポリへ到着した。
木曜日、黒海艦隊情報供給部長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は表明した。

「本日、セヴァストーポリへ、バルト艦隊から黒海艦隊への艦隊間移動を終えた最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"が到着しました。
これは、黒海艦隊が35年ぶりに受け取った遠海ゾーン水上艦です。
アナトーリー・ヴェリチコ2等海佐指揮下の艦は、国家受領試験プログラムを完全に終了し、3月11日には海軍旗が揚げられました」

彼は話した。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、艦隊間移動の枠組みにおいて5月6日にバルチースクを出航した。
地中海の海軍常設グループの一員として滞在中に、乗組員は錬成訓練を成功裏に実施し、海上で意図された任務を遂行する為の準備を確認し、更には、マルタ島への業務寄港を行なった。

黒海艦隊情報供給部長は、セヴァストーポリ湾泊地内部でフリゲート対水中工作艇黒海艦隊海軍航空隊ヘリコプターKa-27に付き添われ、到着した艦に敬意を表して入口の防波堤から礼砲が贈られたと付け加えた。

リポートによれば、艦の歓迎式典には、クリミアロシア連邦大統領全権代表オレグ・ベラベンツェフ、南方軍管区司令官アレクサンドル・ガルキン、共和国のトップ、セルゲイ・アクショーノフ、黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ、セヴァストーポリ知事セルゲイ・メニャイロ、更には黒海艦隊の退役将兵、公共機関の代表、聖職者が出席した。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。

4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する]

そして5月5日に2回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を開始した]

2回目の試験は5月7日には終わり、バルチースク基地へ戻りました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2回目の洋上試験を終えた]

5月16日から3回目の洋上試験が始まりました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は5月16日から洋上試験を再開する]

この3回目の洋上試験中、初めて「アドミラル・グリゴロヴィチ」の砲兵装~A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲と、AK-630M 30mmガトリング砲の発射試験が実施されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは初めての砲撃試験を行なった]

5月28日、4回目の洋上試験へ出発しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは洋上試験を続ける]

7月26日の「ロシア海軍の日」には、バルチースクの観艦式へ参加しました。

[バルチースクの『海軍の日』記念観艦式にロシア海軍の最新鋭艦5隻が参加する]

8月27日、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」の発射試験が初めて実行されました。
[ロシア海軍最新警備艦アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で対空ミサイルを発射した]

10月初頭に工場航行試験は完了しました。

10月14日から国家受領試験が開始され、10月16日にバルト海へ出航しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチの国家受領試験が始まる]
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは国家受領試験の為にバルト海へ出航した]

10月27日、バルト海A-190「ウニヴェルサール」100mm砲、AK-630 30mm機関砲、RBU-6000対水中ロケット爆雷の実弾射撃を行ないました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で砲撃を行なった]

10月29日、バルト海高射ミサイル複合体「シチーリ-1」を発射しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバルト海で艦対空ミサイルを発射した]


しかし、「アドミラル・グリゴロヴィチ」の主要打撃兵装である有翼ミサイル「カリブル」(の対地攻撃型)の発射試験はバルト海では実施できない為、ロシア北方艦隊の担当海域(バレンツ海方面)へ回航して発射試験を行なう事になりました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはバレンツ海方面で巡航ミサイル"カリブル"の発射試験を行なう]

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「アドミラル・グリゴロヴィチ」バルチースクを出てクロンシュタットへ寄った後、12月13日頃に出航し、12月21日に北方艦隊基地へ到着しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは北方艦隊基地へ到着した]

12月30日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」バレンツ海有翼ミサイル「カリブル」の発射試験を実施しました。
[ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは巡航ミサイル"カリブル"を発射した]

その後、バルチースクへ戻り、2016年2月11日には「ヤンターリ」造船所へ移動しました。
[プロジェクト11356R警備艦アドミラル・グリゴロヴィチは2016年3月上旬にロシア海軍へ就役する]

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、就役前の最後の点検航海を行ない、3月3日夜にはカリーニングラードへ戻りました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ引き渡す前の最後の点検航海を終えた]

2016年3月10日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」ロシア海軍へ納入されました。
[プロジェクト11356Rフリゲート1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ納入された]

翌3月11日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊第30水上艦師団へ編入されました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
[オムスク州はロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチを後援する]



就役後も暫くの間はバルチースク海軍基地に留まっていましたが、5月6日、黒海艦隊基地セヴァストーポリへ向けて出航しました。
[ロシア海軍最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは黒海艦隊基地セヴァストーポリへ向かった]
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5月24日には地中海中央に位置するマルタ島ヴァレッタへ入港しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチ、マルタ島訪問(2016年5月24日)]

その後、地中海東部ロシア海軍地中海作戦連合部隊へ参加し、同海域で訓練を行ないました。
[シリア上空で目撃されたロシア海軍航空隊の長距離哨戒機Tu-142M3は、地中海で警備艦アドミラル・グリゴロヴィチと合同演習を行なっていた]

6月8日にはボスポラス海峡(イスタンブール沖)を北上して黒海へ入り、翌6月9日、セヴァストーポリへ到着しました。
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なお、6月7日には同型艦(2番艦)「アドミラル・エッセン」が就役しており、同艦も今後セヴァストーポリへ回航されます。
[第2のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)アドミラル・エッセンはロシア海軍へ就役した]
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